トラブゾンの鮭(鱒)養殖、好調ー日本企業と契約
2018年05月26日付 Hurriyet紙


黒海地方で生産されるサケ(マス)が日本、インドネシア、ベトナム、マレーシアのほか、多くのヨーロッパ諸国へも輸出されている。
黒海地方では今漁期のサケ(マス)の輸出は昨年の3倍に増加することが見込まれている。


トラブゾンで生産されるサケ(マス)は日本を始めとし、マレーシア、インドネシア、ベトナムといった極東の諸国や多くの欧州諸国へも輸出されている。
トルコではサケ(マス)の生産の大部分が黒海の養殖場で行なわれており、今年の輸出量は昨年と比較し3倍増加となることが目指されている。

トラブゾン県アルスィン市工業特化地区で活動するポリテク・水産局局長のタイフン・デニゼル氏は海の水温の点から、黒海はサケの生産に最適であると強調した。
デニゼル氏は、トルコで行われるサケ(マス)輸出の大部分が黒海の鮭養殖場で行われていると述べ、漁期は4月から6月まで継続すると述べた。
デニゼル氏は、トラブゾンから主に極東諸国にサケ(マス)が送られており、今年のサケ(マス)の輸出量が昨年に比べ2〜3倍増となることを目指していると述べた。

デニゼル氏は「この魚をトルコでは「アラバルク(マス)」と呼んでおり、国外でもマスとして認知されているが、この魚は400-500グラムの大きさになると川から海へ下っていく。
それ以前は川の淡水である程度までの期間を過ごす。
生まれてから約8ヶ月後の4月から始まる漁期は5月、6月まで継続する。
輸出先の国のトップは日本の企業であるが、日本企業は我々から購入した魚を他の国へも送ることができる。
総じて輸出先は日本、インドネシア、ベトナム、マレーシアのほか、欧州諸国と言うことができるだろう。」と話した。


■「日本企業は購入する魚を自分たちの目で検分するためにトルコへ来ている」

デニゼル氏は日本企業は仕事に対し非常に配慮深く、購入予定の魚を現場で検分すると話し、「一般的に主要な買い手は日本企業である。
契約相手の企業は購入予定の魚をみずから工場を訪問しチェックしに来る。
現に今もここにチリ国籍であるが、日本企業の代理で働いているオスマン・ガラルドがいる。
彼は購入予定の魚を現場でチェックしている。彼の監査を済ませた後、魚は細心の注意を払いながら選別し梱包される。
先週、マレーシアにコンテナ4台分のサケ(マス)を送付した。7月まで同様の注文が続くだろう。」と言った。

■「中国市場への進出を考えている」

デニゼル氏は生産したサケ(マス)を中国へ輸出することを考えていると述べ、今期黒海地方では五−六千トン程度の生産を行う目算であると言った。
デニゼル氏は「黒海地方で今年の予測として五千から六千トン程度のサケ(マス)が出荷できるだろう。このうちの一部分は私たちが生産している。昨年はこの数字の半分以下の生産量だった。
今年はこの数は2−3倍になると考えている。これにより国に約2500万米ドルの外貨収入が入ることになる。またこの金額は今後さらに増えていくだろう。
外国企業がこの国にサケ(マス)を買いにくる限り、金額は伸びていくだろう」と話した。

■「サケ(マス)の生産に最も適した場所は黒海地方」

トルコでサケ(マス)の生産に最も適しているのは黒海地方であることにデニゼル氏は着目し、以下のように述べた。
「黒海の海水温などの条件がこの魚種に非常に適している。この魚はマルマラ海、エーゲ海、地中海ではあまりいない。黒海は内海で塩分量が低く、海水温を一定期間モニタリングしたところ、この魚に適した条件であったため、トルコで養殖するために最も適した場所は黒海なのだ。
この優位性をうまく利用しなければならない。

トルコは世界の漁業ランキングでもトップ10に入る国だ。
しかし、ノルウェー、チリのような国は漁業において有力国であり、これらの国に追いつくことは大変難しい。
なぜならノルウェーは1年に150万トンの生産をしている。
トルコも今後10年以内にはおそらく10万トンまで生産を伸ばすことが出来るだろう」

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(翻訳者:山口 南)
(記事ID:44833)