どこが、公平な放送?4候補の名もいわず
2018年05月29日付 Cumhuriyet紙


トルコ・ラジオ・テレビ協会 (TRT) は、公式アカウントを通じて、大統領候補者が同放送局を「偏向的」であるとする批判に対し返答を行った。声明ではTRTで公平・中立的な報道が行われているとする一方で、メラル・アクシェネル、セラハッティン・デミルタシュ、テメル・カラモッラーオール、ドウ・ペリンチェキ[といった大統領候補者]の名は言及されなかった。共和国大統領候補者のムハッレム・インジェは、TRTが出した声明の後にツイッタ―でつぶやいた。

トルコ・ラジオ・テレビ局は、大統領候補者であるハッレム・インジェ、セラハッティン・デミルタシュ、メラル・アクシェネル、テメル・カラモッラーオールにより「偏向的」と批判されていた。TRTは、最近、選挙の場で行われた非難に関して声明を出した。

■「二つの立場」

TRTは、公式ツイッターアカウントを通じて声明を行い、「ムハッレム・インジェ氏の主張とは逆に、5月13日から20日の間で彼の13の別々の選挙活動を生放送として総計125分放送した」と述べた。「レジェプ・タイイプ・エルドアン氏の、現職大統領と大統領候補といった二つの立場は意識的にそれぞれ混ぜ合わされて報道時間として加算されている」という表現が掲載された。

■「公平な放送」

声明の続きではTRTは公平かつ中立的な報道機関であると主張する一方で、大統領候補者のメラル・アクシェネル、セラハッティン・デミルタシュ、テメル・カラモッラーオール、ドウ・ペリンチェキの名は言及されなかった。

■「命の安全を危惧している」

声明の中で、局員たちの命の安全を危惧している部分は以下である。

「しかし、非難が脅迫のレベルに達し、挑発に転じ、その後TRTの局員たちへの攻撃に移り始めたことを受けて、この声明を出す必要性が生じた。このため、局員たちの命の安全を危惧していると表明する状況にある。」

■インジェからの返答: TRTの分をわきまえない管理者たちから学ぶのか

大統領候補者のムハッレム・インジェは、TRTの行った声明の後にツイッタ―でつぶやいた。インジェ氏は、「TRTは公平であると説明しようとしている声明で、私の批判がどれだけ正しいかを証明した。私が国民の前で誰をどのように批判するのかをTRTの分をわきまえない管理者たちから学ぶことになるのか」と言った。

TRT公式ツイッタ―アカウントで行われた声明は以下のようである。

「選挙の諸々の現場でTRT局に関して出た誤報、非難、脅迫を悲しみをもって眺め続けている。

トルコの政治史上で初めて行われる6月24日選挙の前に、我々を意図的に巻き込もうとし、世論を間違った方に導くこの論争に価値を与えないために、今日まで無言を貫く選択をしてきた。

しかし、非難が脅迫のレベルに達し、挑発に転じ、その後TRTの局員たちへの攻撃に移り始めたことを受けて、この声明を出す必要性が生じた。このため、局員たちの命の安全を危惧していると表明する状況にある。

TRT局は、公共放送として必要とされるいくつかのルールに基づいて報道を行っている。

近づく6月24日選挙の前に、一部の政治家はTRTに対して始めた論争を頑に続けている。

多くの国で何百万人の視聴者が視聴を行うTRTは、選挙の場で選挙の道具になり、あたかも標的の座に置かれている。

大統領になると訴えて国民の前に姿を現し、主にTRTを批判した一部政治家たちは、私たち機関を通じて政治的議題を明らかにしようと努めていることが窺える。

大統領候補者であるムハッレム・インジェ氏は選挙キャンペーンを始めて以降、TRTに関して無数の主張と非難を行った。TRTのチャンネルで選挙演説が生放送されず、彼の活動はニュースにされず、またTRTのチャンネルも全く視聴されていないと主張している。これらはすべては無根拠で、好意的な態度からは程遠い。

インジェ氏は、5月21日バルトゥン演説で、5月13から20日の間でTRT1で自分は16分、エルドアン氏には117分の時間が割かれたと述べた。

TRT1は主として娯楽に関わるチャンネルであり、選挙関連の報道は行っていない。

氏が言及したチャンネルは、おそらく私たちのTRTニュースチャンネルである。

自分がTRT放送で放送されなかったと主張するムハッレム・インジェ氏は、引き続き組織指導部を非難する中で、事実は全くそうではないというメディアチームの報告も公表された。

ムハッレム・インジェ氏の主張とは逆に、5月13日から20日の間で彼の13の別々の選挙活動を生放送として総計125分放送した。

インジェ氏の直接の批判も放送したこうした数々の生放送はまた、報道され報道項目として59のニュースとして82分間放送された。また、インジェ氏の選挙演説に関する詳細はTRTリポーターを通じて生放送で視聴者に伝えた。

また、TRT ニュースツイッタ―アカウント (@trthabercanliと@trthaber) とwww.trthaber.omのアドレスからもムハッレム・インジェ氏の選挙活動に関する多数の生放送とニュースサービスが行われた。

公共放送として放送する必要ある大統領選挙活動の枠でレジェプ・タイイプ・エルドアンの公式式典、迎賓、国内外訪問はTRT放映で放送された。

インジェ氏が特に注目した5月13から20日の間でエルドアン氏が候補者の立場で行った選挙活動は46分間、大統領としては、うち5つはイギリスで、計6つの公式行事は125分間TRTで放送された。

レジェプ・タイイプ・エルドアン氏の、現職大統領と大統領候補といった二つの立場は意識的にそれぞれ混ぜ合わされて報道時間として加算されている。

インジェ氏が誤解するまたは誤認する他の件は、TRTのチャンネルが視聴されていないという主張である。独立した諸機関によって準備されたレーテイング報告は、インジェ氏の発言を認めるものではない。選挙キャンペーン時期が始まった時から最も視聴されているニュースチャンネルはTRTニュースであった。

少し調べればこうした事実は明らかになるにも関わらず、氏が誤解を与え、脅迫を表明しているのは、トルコを率いる候補者になると表明した政治家の約束と一致するものではない。

我々は、TRTの組織と職員に疲弊させる声明にもかかわらず、公共放送として必要とされるいくつかのルールに基づいて、公平かつ中立的な報道を続けようと努めているということを、この声明で今一度通知するものである。

また、非難、脅迫、もはや攻撃にすり替わった挑発すべてを認めず、非難の気持ちを表明したい。

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(翻訳者:鈴木 唯)
(記事ID:44847)