フェネルバフチェ・コチ会長、仕事はじめ
2018年06月05日付 Cumhuriyet紙


フェネルバフチェで6月3日に行われた会長選挙でアジズ・ユルドゥルムを敗北させたアリ・コチ氏は、正式な就任書類を得て仕事を開始した。

6月3日月曜日に行われた会長選挙で用いられた2万736票中、1万6千92票を獲得してフェネルバフチェ・スポーツ・クラブの、第37代会長に選ばれたアリ・コチ氏と運営委員は、ウルケル・スタジアムで約1万5000人の黄色と紺色のファンたちの前で行われた公式の式典において公式に仕事を開始した。

■「偉大な会長」

式典の始まりにスピーチを行ったフェネルバフチェ高等評議会議長のヴェファ・キュチュク氏は、選挙の日が組織の観点において成功裏に終わったという事を述べて、「私達のクラブにおいてこの土曜日と日曜日、あなた方に、またトルコのスポーツに相応しい会議を経験しました。会議が公平なものであるように職務についた6人の友人をここにお招きしています、彼らに対してあなた方が感謝することを望みます。歓声を私のために使い果たさないでください。もうすぐ偉大な会長であるアリ・コチ氏がやってきます。あなた方の声を枯らしてしまわないで下さい。偉大な会長が来ればいくらでも叫んでください。」という表現を用いてアリ・コチ氏を高座に招いた。

■舞台にタメル・カヤも登場

フェネルバフチェの新会長アリ・コチ氏は、舞台へ自分をフェネルバフチェのファンにしたタメル・カヤ氏と共に登場した。タメル・カヤ氏は、コチ一族の財閥で職務についていた。カヤの物語も非常に興味をそそられるものだ。立派なベシクタシュファンであった父親ラフミ・コチ氏とは違って元々自身はフェネルバフチェのファンであった(アリの兄の)ムスタファ・コチ氏は、「弟よ、他にもう選ぶ余地はない、お前もフェネルバフチェのファンになるのだ」と言って、兄弟のアリ・コチにもユニフォームを着せた・・・ベシクタシュファンのラフミ・コチ氏はというと、息子たちのムスタファとアリを、家の執事が密かにはたらいてフェネルバフチェのファンにしたこと、しかし他の息子オメルはというと最後にベシクタシュファンにする事に成功したと話している。ムスタファ・コチ氏も父親の言うことに頷いて以下のように述べている。「そうです、私を家の執事がフェネルバフチェのファンにしました。アリへはというと、私が「弟よ、お前に他に選択肢はない。お前はフェネルファンとなるのだ。」といって強要しました。その時に5歳だったアリもフェネルバフチェを選んだのです。」

■「トルコのスポーツの歴史上最も重要な選挙を実現しました」

スピーチをファンたちへの感謝をして始めたアリ・コチ氏は、「私もあなた方を誇りに思っています。この集まりの一員であることを誇りに思います。しかしながら重要であるのは、仕事を開始してから私と私の友人達の事をあなた方が誇りに思うことです。今週あらゆる意味において初めてのことを経験しています。トルコのスポーツの歴史において最も重要で、最も変わった、最も異色の選挙を実現しました。最後の48時間で私と私の友人たちが体験した事は、忘れることのできない感情です。ヴェファ・キュチュク氏に感謝をします。時折、離れてしまったとしても、私たちが随分と不安に思ったとしても、彼はこの不安が不要なものであるということを示したのです。全てのトルコに対して模範となる選挙を行いました。」という表現を用いた。

■「気付きましたか、フェネルバフチェの偉大さに?」

選挙プロセスにおける話題について述べたコチ氏は、「トルコの話題を私たちが独占しました。世界中で話題のトピックになりました。チームのファンも、別にファンでない人々も、二日間に渡って何時間も私たちの事を注視したのです。フェネルバフチェの偉大さにあなた方が気付いたこと、クラブのスタッフに対して、スポーツ選手に対して、運営委員会に対して、全ての委員に対して、協会に対して、支部に対して呼びかけます。この意識に目を向けて生きてください、この群衆の一員である事を誇りに思いなさい。私たちは変革と転換であると言いました。会議の議員たちも同じ考えであるという事を示しました。今私と友人たちは、3年間職務に従事するためにここにいるのです。あなた達はあらゆる事を知らなければなりません、なぜならこれを貴方たちが成功させたからです。
来たるシーズンに戦うことになる、あらゆる領域でチャンピオンシップのためにプレーするスタッフ陣を形成しますが、新聞各紙に書かれる事をそれほど重視しないで下さい。」と述べた。

■「叶わない望みを誓わなかった、変革と言いました」

選挙について話をしたフェネルバフチェの会長は、「あなた方に叶わない望みを誓いませんでした。変革といいました、転換と言いました。言い訳をしているのではありませんが、このことを知る必要があります。なぜならこれを、あなた達が成功させたからです。私は貴方たちのショーケースであります。勿論、チャンピオンシップに対して、トップでプレーするメンバーを育成します。しかしながら新聞各紙で書かれて描かれることを、それほど重要視しないで下さい。今日、言及された人々を、私たちが発表しなければ信頼しないで下さい。本当の闘争と困難は今、始まるのです。私たちの中に部外者が来ないようにどうか、目を開いていて下さい。20年間の秩序に慣れた人々によって沢山の事が書かれるでしょう、描かれるでしょう。」という表現を用いた。

■「来てください、1シーズンで私達が売ったユニフォームを3ヶ月で売りましょう」

ファンからのサポートのお願いをしたコチ氏は、「一つ一つドアをノックしながらスポンサーを探しているクラブではなく、スポンサーが私達のドアへとやって来るクラブになりましょう。私達は責任を負います。フェネルバフチェのために資材や資金面の、あなた方を夜に眠らせることのできる犠牲を払います。あなた方の心中は穏やかであってください。あなた方が私達の後ろ盾となっている間、私達がまとめる全てのスタッフはチャンピオンになれるレベルにあります。最も大きい移籍はあなたがたです。我々が、あらゆる事全てが出来るという約束はしません。しかし約束をした事全てを行うということは、はっきりとした形で申し上げます。すでにVIPルームの申し込みは増え始めています。もちろん、あなた方のおかげで指定のシーズンチケットは完売するに違いないと信じています。いらして下さい、記録を作りましょう。1シーズン前に売ることが出来る最高の新しいシーズンユニフォームの数を売り上げましょう。1シーズンで売り上げたユニフォームを9月にまで売ってしまいましょう。」という形で話した。

■「この国はもはや争いには飽き飽きだ」

選挙期間に起きたカオスな状況に取り残されたというアリ・コチ氏は、「私達の国において状況は正常ではない。フェネルバフチェがチャンピオンになったこと、成功した時に、フェネルバフチェではないチームのファンたち、スポーツに関心がない人間たちもまた幸せになってもらいたい。私達の模範はクラブでなければならない。私達が愛されたいと思うのならば、私達もまた愛さなければならない。一目置かれたいと思うのなら、私たちも一目置かなければならない。 これらの国々は、この価値をいつも大事にしよう。この国はもはや争い、カオスには飽き飽きだ。スポーツの差別化、ヘイトスピーチを変えよう。」と話した。

■「皆一緒にチャンピオンになろう」

変わらなければならない状況を明るみにしたコチ氏は、「人々はスポンサーになることを恐れている。この状況を変えなければならない。フットボールチームが手を取り合って争っている時にピッチの外ででも一緒にいなければならない。一つの机の周りに座って、「放送の収益をどのように高めようか、私たちの興味の価値をどのように高めようか」と言って話をしなければなりません。フェネルバフチェの貢献のために闘争する事が必要であるのならば闘争しましょう、全く疑いはしないで下さい。「あなたのボールよ来い」という精神の元にある追求もこれです。私はあなた方をチャンピオンにはしません。皆で一緒にチャンピオンになりましょう。皆さんどうもありがとう。」と言ってスピーチを終えた。

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:44882)