エルドアン大統領の選挙前「兵役金納・非常事態令」発言
2018年06月08日付 Hurriyet 紙


カナルDアナウンサーのブケット・アイドゥン氏が司会を務める「選挙特別番組」にタイイプ・エルドアン大統領がゲストで呼ばれた。デミルオレン・メディアグループ会長でCNNトルコとカナルDの共同会長であるメフメト・ソスヤル氏とヒュッリイェト紙アンカラ支局長のハンデ・ソルドゥ氏が質問し、エルドアン大統領が応じた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が、昨晩アンカラの歴史的建造物である第2議会会館でカナルDとCNNトルコの共同生放送での質問に応じた。エルドアン大統領は、選挙後の非常事態令解除についてほのめかし、「選挙後に非常事態令を机上に置き、検討し、解除する段階になるかもしれない。組閣後、内閣とともにこの件について検討していき、このまま有耶無耶にはしない。段階を踏みながら進めていく」と述べた。

エルドアン大統領の発言のあらましは以下のとおり。

■「非常事態令は解除できる」

「法務省が作業をすすめており、年末までには裁判の大半が終了することになる。アメリカは、なかなか動かない。フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)のリーダーをこちらに引き渡さない。このことは、7月15日クーデターに関する我々の考えに、重要な影響を及ぼしている。共和人民党(CHP)の選挙マニフェストには、FETÖに関する事項が一切ない。テロ関連も省いている。一緒に行動しているからだ。選挙後は非常事態令を机上に置き、検討し、解除するような状況になるかもしれない。組閣後は内閣で検討を続け、有耶無耶のままにはしない。段階を踏みながら進めていく。」

■「兵役金納には慎重になるべき」

「兵役金納については、首相が発表した。おそらく、6月24日以後直ちに着手することはない。慎重に進めていくべきだ。軍と話し合う必要がある。一方にはアフリーンやシンジャールの問題があるし、カンディルの問題もある。共通理解をつくり、うまくすすめていきたい。」

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:44895 )