トルコ国籍の女性4人、IS容疑での死刑執行
2018年06月09日付 Cumhuriyet紙


 イラクでISのメンバーであるという理由で去る3月に死刑判決を受けたトルコ国籍の4人の女性に死刑が執行された。

 イラクでISのメンバーであるという理由で去る3月に死刑判決を受けたトルコ国籍の2人の子供の母親であるリュベイラ・D(25)と、キュブラ・E(22)、イペキ・Ö(24)、1人の子供の母親であるシュクリイェ・Ç(20)が刑の執行が行われ、先週、処刑された。死刑が執行された女性たちはモスルとタルアファルのまちでイラク軍によって捕えられ、去る3月にバグダード・テロ対策関連裁判所により死刑判決を受けていた。

■ 外務省は行動を開始

 死刑が執行された女性たちの夫たちもISの戦闘員でトルコ出身であるということ、一部の人たちはモスルとタルアファルでイラク軍との交戦において殺されたことがわかった。スプートニクの報道によると処刑された女性の家族は遺体を引き取るためアンカラに行き、外務省へ申請を行ったところ、外務省は遺体の引き取りのために行動を開始した。

■16人の女性に死刑判決

 去る3月にバグダード・テロ対策関連裁判所は、イラク治安軍が昨年ISにモスル市とタルアファル市で実行した軍事作戦の後に捕えたトルコ国籍の16人の女性に対し、死刑の判決を下していた。裁判所は、昨年もモロッコ系ドイツ人とスウェーデン国籍の女性にISのメンバーであるという罪状で死刑の判決を下していた。

 処刑された女性のうちシュクリイェ・チャタルの兄、ユヌス・チャタルはこの件に関して、スプートニクのインタビューに応じた。妹が本当に死刑になったかどうかについて疑問に思っているというチャタルは次のように話した。

■「外務省は死亡の理由を明らかにしなかった」

 「私たちはチョルムに住んでいる。妹とともに私たちに4人の死が伝えられた。軍警察情報局は、私たちに妹であるシュクリイェ・チャタルの死を伝えたが、なぜ死んだのかという点においては詳しく知らされなかった。だが、死の知らせがもたらされた4人が本当に処刑されたのかということを疑っている。なぜなら、イラクで逮捕されているトルコ国籍の女性たち全員がISのメンバーであるという理由で終身刑または死刑の判決を受けている。イラクではトルコ国籍の300人の女性が逮捕されている。私の妹のシュクリイェ・チャタルは2年前イラクに行き、トルコ国籍を持つ一人の男性と結婚した。妹は騙されたのだ。妹と夫はタルアファルに住んでいたが、タルアファルがISから解放されると、妹はクルド自治政府部隊に降伏した。クルド軍は女性たちをイラク軍に引き渡した。妹はまずハマム・アリキャンプで拘置されていた。妹はクルド軍に降伏した時、夫によって無理やりタルアファルに連れてこられたと言っていた。私の2人の妹は2年前にイラクに行っていた。シュクリイェ・チャタルがイラクへ行ったのは18歳の時で、もう一人の妹であるファトマ・チャタルは16歳であった。妹のシュクリイェ・チャタルの夫もタルアファルで亡くなった。
 ISの戦闘員かどうかは知らないが、当時、妹と電話で話した時、15日に1度のペースでISの戦闘員のところに行くというようなことを聞いた。なくなった妹、シュクリイェの遺体を引き取るためにアンカラに赴き、外務省に申請した。外務省は4人が亡くなったことは認めたが、私たちに亡くなった理由については話さなかった。外務省は遺体が引き取られるために私たちに請願書を書き、5000ドル払うことを求めた。お金を求めることは、本当に間違ったことである。殺した者がまるで賞を与えられているようなものだ。現在、外務省の前で待っている。妹は3ヶ月前に判決を受けたが、その裁判が上告される前に処刑されたことは受け入れることができない。妹のシュクリイェには1人の子供がいた。子供がどこにいるのかも知らない。イラクで拘束されているもう1人の妹、ファトマからは何の便りも無い。元気なのか、あるいは彼女も処刑されたのかも知らない。彼女にも1人子供がいる。」

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(翻訳者:瀬戸慈弘)
(記事ID:44902)