サウジアラビア:目前に控えた女性の運転解禁をめぐる動き
2018年06月10日付 al-Quds al-Arabi紙

■運転免許を取得した初のサウジアラビア人女性による交通事故

【ロンドン:本紙】

6月9日土曜日、SNSユーザーたちはサウジアラビアで運転免許を取得した初の女性が運転する車の事故動画を拡散した。また、先週サウジアラビアのメディア各社は国際運転免許証と引き換えに国内の運転免許証を受け取っていたサウジアラビア人女性の写真を公表した。なお、当局から女性への運転免許交付は国内での女性の自動車運転解禁まで3週間を切った先週はじめから開始された。

2017年9月26日、サルマーン・ビン・アブドゥル・アズィーズ国王は、数十年ぶりに女性に自動車の運転免許を与えることを許可する勅令を出し、国内の5つの都市に女性専用の自動車学校を設立した。また、サウジアラビア政府は先月、6月24日にこの勅令を施行することを宣言した。ちなみに、サウジアラビアは世界で唯一女性の自動車運転を禁止していた国であった。

女性の運転を可能にすることは、この国で今までのように男性に頼ることなく彼女たちが移動し、労働市場に参入する能力を与えることだ。また女性の運転許可は、サウジアラビアの社会・経済改革のひとつの柱である。この改革は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が指揮を執っている。そして皇太子は厳格な法令が施行されている国というサウジアラビアのイメージを変えるため、ここ最近外遊を行っている。

しかし、最近サウジアラビアが「王国の安全と安定を損なう」行いをしたとして17人を逮捕した発表すると、この改革運動に対して疑問の声が上がった。活動家らは、この逮捕は女性の自動車運転禁止措置解除の数週間前に起きた弾圧行為だと非難した。

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(翻訳者:庄司有沙)
(記事ID:44910)