アゼルバイジャン天然ガス移送のTANAP、始動!
2018年06月12日付 Milliyet紙


トルコのエネルギー需要保障に重要な貢献をするであろうアナトリア横断パイプラインプロジェクト(TANAP)が式典によって開通した。TANAPによって、東と西の間でアゼルバイジャンとともにエネルギー橋が建設され、エネルギーの新たな誕生が約束された。エルドアン大統領は歴史的な開通において、「TANAPは、共通ビジョンの最後の成果だ。TANAPは同時に我々が始動させる新しいプロジェクトの先駆けとなるものだ。」と話した。

トルコとアゼルバイジャンによって工事が3年に及び、アゼルバイジャンの天然ガスをトルコを経てヨーロッパへと輸送するトランス・アナトリア天然ガスパイプラインプロジェクト(TANAP)が開かれた。TANAPの開通式典にはレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、セルビア共和国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領、北キプロス・トルコ共和国のムスタファ・アクンジュ大統領とウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領も参加した。

■エルドアン氏:歴史的な一歩を踏み出している

エルドアン大統領は、TANAPの開会式典において重要な発表を行った。以下はエルドアン大統領の発表の要点である:

「敬意を表すべき大統領方がた、大切な大臣方、国会議員の方々、エネルギー業界の素晴らしい代表者どの、来賓の方々、ご婦人、紳士の皆様、あなた方をに心の底より敬意を込めまして挨拶を申し上げます。

今日、我々の地域と我々の国にとって歴史的な一歩を踏み出しています。エネルギーの「シルクロード」として形容しましたトランス・アナトリア天然ガスパイプラインプロジェクトの開通式を行っています。TANAPによってアゼルバイジャンのガスが初めてヨーロッパへと運ばれることになります。TANAPトルコは、中東とヨーロッパの最長の天然ガスパイプラインです。

TANAPは同時に多方面の協力の賜物です。エネルギーの闘争ではなくて、協力を根幹として見ている私たちの理解はTANAPのお蔭でもう一度、具体化したのです。このため、取り分けわが兄弟アリエフにとても感謝いたします。TANAPによってハザールのガスが初めてヨーロッパに達することになります。より以前にはこの目的で一つの連続する巨大なプロジェクトを我々は実現したのです。このやり方でバクーからトビリシ、ジェイハンの天然石油パイプラインの建設を開始したのです。世紀のプロジェクトとして命名されたラインは、さらに後のプロジェクトにおいても先駆けとなった。

■新しいプロジェクトの先駆け

我々の協定はエネルギーだけに留まらない。最後に交通網の分野において、バクーからトビリシ、カルス鉄道プロジェクトの開通式も誇らしい我が兄弟と共に実現したのです。このようにしてロンドンから中国まで切れ目のない鉄道網を構成する事に成功したのです。エネルギー市場で起こっている変化に回答を与えるTANAPは、同時にこれから先の年月に実行にうつす新しいプロジェクトにとっても先駆けです。56インチの直径のパイプと1850kmの長さのTANAPは、トルコ、中東とヨーロッパの最も長い天然ガスパイプラインです。1万人の雇用を生み出しました。TANAPによってトルコは、価値連鎖の各段階で役割を担える決定的なポジションについた。我が国は地域的なエネルギーラインの中心となるビジョンへ、またさらに一歩近づいたのだ。」

■ポロシェンコ氏:依存はもはや終わろうとしている

ウクライナ大統領のペトロ・ポロシェンコ氏:これは大変に重要な一歩である。この問題においての依存はもはや終わろうとしている。この10年間で仔細に見てきた一つの真実はロシア連邦によって搾取された。プーティンが圧力をかけたため一つの手段となったのだ。勿論これは商業的な影響と並行して同時に政治的な影響もある。ヨーロッパのエネルギー保障のために重要である。ヨーロッパの競争のために重要だ。なぜなら二人の力を持った首脳が繋がることでこれが保証されたことになったからだ。

■アクンジュ氏:更にもう一人あなた方の兄弟がいます

北キプロス・トルコ共和国大統領(KKTC)ムスタファ・アクンジュ氏:親愛なるアリエフ大統領が、トルコとアゼルバイジャンの兄弟性について述べた。私はもう一人兄弟がいるということも述べたい北キプロス・トルコ共和国である。この兄弟は、トルコとアゼルバイジャンが痛みを被った時に、ここに暮らすあなた方の兄弟が心でそれを感じる。喜びが起こったときには熱狂する。この素晴らしい出来事はトルコ、アゼルバイジャンそして全ての人々にとっての幸運となることを願っています。カスピ海における資源が最も適したルートから運ばれてきてトルコとヨーロッパの市場へと輸送されることは、地域における経済的な発展と保障の環境づくりにも貢献する特徴である。中東地域はエネルギー資源のためトラブルの耐えない地域の筆頭である。南地中海における資源は協定と平和的な環境へ貢献する形で評価することは賢い行為だ。南地中海における天然ガス資源が統合されてヨーロッパへ最も安く、最も短いルートであるトルコを通って輸送されることは幅広い協力ネットワークを生み出し、地域の平和と安定にも貢献するでしょう。またTNAPを実現へと導いた経済的な協力の精神と、政治的先見性が全ての人にインスピレーションを与える事は我々の最大の願いである。

■ヴチッチ氏:トルコにもう一度いる事に喜びを感じています

セルビア共和国大統領アレクサンダル・ヴチッチ氏:親愛なるエルドアン大統領がこの非常に重要な開通式に私を招いてくれたことに感謝したく存じます。重要な戦略的結びつきが出来ることでしょう。エルドアン大統領、イルハム・アリエフ殿大統領、全ての貢献した方々に祝意を伝えたいと存じます。トルコにもう一度いられる事をとても幸せに思います。

天然ガスパイプラインが築かれる事に関して2つの重要なことを祝します。一つは南東ヨーロッパに大きな一歩を踏み出した事です。同時にプロジェクトは、ヨーロッパのこの地域のエネルギーの結びつきも保障しているのです。

■アリエフ氏:TANAPはトルコとアゼルバイジャンの勝利である。

アゼルバイジャンの大統領イルハム・アリエフ氏は、以下の事を述べた。:「兄弟のトルコの土地に再びいることの私の喜びを表現したく思います。エルドアン氏の疲れをしらない活動の結果、トルコは世界的に巨大な力へと変化したのです。トルコの力は私達の力でもあります。私達の力は私たちの連帯です。今日、TANAPが開通したことは、トルコとアゼルバイジャンの兄弟性の具現です。TANAPはトルコとアゼルバイジャンの勝利です。本日我々は21世紀のエネルギーの歴史を共に書いているのです。この歴史は、安定の歴史です。我々のエネルギーのプロジェクトは地域に安定をもたらします。このプロジェクトに参加する全ての国々、会社は恩恵を受けます。国民も恩恵を受けます。これは私たちが実行に移した最初のプロジェクトではありません。2006年にバクーからトビリシ、ジェイハンを通るバクー・トビリシ・カルス鉄道を開通させました。全てのこの開通式典に親愛なるレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と共に参加したのです。この歴史的な日にも共にいるのです。アゼルバイジャンのガスがヨーロッパ大陸へと輸送されることに関して数多くの交渉、多くの措置がとられました。しかしながらそれらの何一つとして成果がありませんでした。この歩みもまた私たちが共に進めたのです、それがTANAPです。2012年にイスタンブルでレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と私が協定に調印したのです。その日の調印の式典で今日この日を迎えるという願望をお伝えしました。そしてアッラーはこれを私たちにこれを任じたのです。今日のTANAPの開通式は、隣国と他の国々の可能性を開くものです。 

■アルバイラク氏:TANAPは、安定、力強いリーダーシップとのビジョンのプロジェクトである

開通式でスピーチをしたエネルギー天然資源大臣ベラト・アルバイラク氏は、重要な発表をおこなった。:「トルコとアゼルバイジャンの兄弟性の新しいシンボルである、エネルギーのシルクロード・プロジェクトと私たちが述べたTANAPの開通式にようこそいらっしゃいました。今日は私たちの地域のエネルギー史の観点から述べまして非常に重要な日であります。トルコとアゼルバイジャンとグルジスタンの間に構築された協定は今日グローバルな模範となる協定へと変化している。TANAPは力強いリーダーシップの指針である。トルコとアゼルバイジャンが行ったアクティブなエネルギー政治の一つの反映である。私たちの世紀において最も重要なプロジェクトの一つの開通式にいるのである。二国間の本当の友情を将来に受け継ぐ最も重要な遺産である。トルコもエネルギーの鍵となる国という我が国の位置を確定するだろう。ヨーロッパのエネルギー需要補償はトルコから始まり私たちのテーゼが最も重要な指針になるだろう。

TANAPは他の国々も参加することで発展、成長へと開かれるプロジェクトになるだろう。私たちは皆様のためにエネルギーと言っているのです。協力を増やすために私たちの全ての力を注ぎ込んでいます。この分野において将来へと延びるエネルギー政策によって毎回私たちの対話者へ保障を与えるパートナーになったのです。この歴史的なプロジェクトにおいて大きな犠牲を払った、アゼルバイジャンの昔のエネルギー大臣にもこの機会にアッラーのもとご冥福を申し上げます。前大臣タネル・ユルドゥズ氏を初めとして、二国間の官僚たちに大変感謝を申し上げます。まずは首脳の方々、エルドアン大統領そしてアリエフ大統領をはじめプロジェクトに尽力した全ての方々に感謝の意を表します。」

■デミルオレン氏も参加した

デミルオレン・ホールディングのユルドゥルム・デミルオレン副社長はTANAPプロジェクトの開通式に参加した。

■エルドアン大統領、アリエフ氏とヴチッチ氏と面会

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トランス・アナトリア天然ガスパイプライン(TANAP)に参加するためにエスキシェヒルのセイイトガーズィ郡アクサクル地区にあるTANAP施設に入った。エルドアン大統領をエネルギー天然資源大臣ベラト・アクバイラク氏が迎えた。式典の前にエルドアン大統領は、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ氏と面会した。

面会の前に。TANAPの式典が開かれた場所でエルドアン大統領は、セルビア共和国大統領アレクサンダル・ヴチッチ氏と面会した。面会には、アゼルバイジャン大統領イルハム・アリエフ氏も参加した。メディアに非公開で実現した三者会談は、20分間続いた。

■20の県を通る

巨大なプロジェクトによってアゼルバイジャンのカスピ海におけるシャフデニズとカスピ海の南の他のエリアで製造される天然ガスは、まずトルコへともたらされる事が計画されている。トルコからヨーロッパへと運ばれる天然ガスラインは20の県を通る。トルコ-グルジスタン国境沿いのアルダハン県のポソフ・トュルクギョズ村から始まるTANAPは、アルダハン、カルス、エルズルム、エルジンジャン、バイブルト、ギュムシュハーネ、ギレスン、スィヴァス、ヨズガト、クルシェヒル、クルクラーレ、アンカラ、エスキシェヒル、ビレジキ、キュタフヤ、ブルサ、バルケシル、チャナッカレ、テキルダーとエディルネを始めとして20の県を通る。TANAPの最後のポイントはギリシャとの国境にあるエディルネのイスパラ郡になる。

これ以降TANAPは、ヨーロッパ諸国へと天然ガスを供給するTAP天然ガスパイプラインへと接続する。プロジェクトの一貫としてトルコの国境内の一つエスキシェヒルと他にトラキアを始めとして、国内の天然ガス輸送ネットワークに接続するため2つの出口が設けられる。TANAPの天然ガスパイプラインシステム:19キロメートルはマルマラ海を通過して合計1850キロメートルの主要ラインによってトルコ内の出口である接続ラインは運転で用いられて、7基の圧縮ステーション、4つの計測ステーション、11基のピグステーション、49基のブロックバルブステーションとトルコにおける国内天然ガスネットワークをまかなう2基のガス出口ステーションが備えつけられる。

年間の合計容量が160億立方メートルであるTANAPは、60億立方メートルの天然ガスはトルコへ、100億立方メートルの天然ガスはというとヨーロッパへと輸送される。今までプロジェクトで1億7500万キロメートルの道が切り出されて、13万1000本の13メートルのパイプが用いられた。用いられたパイプの80%がトルコにおいて6つの異なる工場によってプロジェクトへと運ばれて、残りの20%は中国から輸入された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:44917)