アメリカ政府「ロシア製S400を買ってもよいが、使うな」
2018年06月07日付 Hurriyet紙


チャヴシュオール外務大臣が、アメリカの外務大臣にあたるポンペオ国務長官とワシントンで行った訪問の後、ヒュッリイェト誌は、二国間の間で続いている交渉の舞台裏の情報を得た。YPG(クルド部隊)のマンビジュ(トルコ語名メンビチ)撤退計画に加えて、トルコがロシアからS400を購入する件が二国間で論争を生んでいる。一部のアメリカ関係者が「購入しても使うな」という話を持ち出したことも分かった。

ヒュッリイェト誌は、S400ミサイル、F35戦闘機の販売妨害のは働きかけ、アメリカによるYPGへの支援などの件が理由で、その関係が近年の中で最も緊張した状況にあるトルコとアメリカの間で行われている交渉と対話の裏側の情報を得た。 信頼できる情報源から手に入れられた情報によるとアンカラ・ワシントン間で行われた交渉の中心には2つの主要な問題がある。第一でおそらく最も重要な問題は、トルコがロシアからS400対空防衛システム購入する件と、それがアメリカにもたらした軍事的及び政治的な懸念、第二の問題は、YPGのマンビジュからの撤退を目標とし、前日に承認されたロードマップである。舞台裏の詳細は以下のとおり。

■トルコのメッセージ

アメリカの圧力に対してトルコはいかなるレベルにおいても「S400をあきらめない。この売買にはロシアというアクターもいる」と言い、交渉の扉を閉じた。これと同時に、一部のアメリカ関係者が率直に述べたところの「S400はF35をはじめとするNATOの戦闘機及び軍事システムに対し脅威となる」という議論に対し、「さあ、この懸念を共に取り除くために、共同で作業をしましょう」とトルコは提案した。トルコのS400問題における断固とした態度を受け、アメリカ関係者が、「買ってもいいが、使うな」という対応を表明したが分かった。

■S400の延期

2国間会議で、トルコ側はS400や他の購入予定の兵器システムがNATOのいかなるシステムに対しても脅威にならないよう、非常に注意深く行動していることを具体的な例を用いて説明した。緊急の必要性があるにもかかわらず、S400システムを9か月の代わりに19か月で受け取るという決定をしたことをアメリカ側に伝えたトルコは、「もし9か月(の引き渡し期間)を我々が認めていたら、S400を、ロシア側は自分たちのソフトウェアで構築し、ロシアの軍人だけが(プログラムを)使うようになるところだった。しかし、我々は完全に我々の軍人が使えるようにするためにより長い引取り期間を選択した」という情報を伝えた。

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(翻訳者:山下鈴奈)
(記事ID:44933)