選挙後のトルコを待つ、外交難題
2018年06月23日付 Cumhuriyet紙


6月24日のダブル選挙の結果がでたのち、トルコは、外交面で重要な側面を迎える。選挙結果は、EUとの加盟交渉、アメリカとの(シリアの)マンビジュ問題などに影響する。

6月24日のダブル選挙の結果がでたのち、外交面で重要な案件がトルコを待ち受ける。その第一は、6月28日~29日に行われるEUサミットだ。その後、トルコの体制変更と国際的責任が、欧州評議会の秋の会議で審議される。ヴェネチア委員会は、今回の体制変化に関するレポートを、監視委員会に提出する。

トルコにとって、もう一つの重要なステップは、シリアだ。アメリカ合衆国とマンビジュではじめたプロセスがどうなるかがはっきりする。選挙後の月曜日、国際監視団が発表するレポートは、EUや欧州評議会が、今後、トルコを評価する際の出発点となる。

■欧州評議会での難問

欧州評議会国会議員議会(AKPM)の夏の会期は6月25日に始まるが、トルコの議員は、ストラスブルグでの会議には出席しない予定だ。一方、選挙監視団に入っている欧州評議会国会議員議会の代表団は、水曜日の夜、非公開会議でトルコにおける選挙についての報告をする。選挙の結果は、秋または冬の会議で、トルコに関して採択される決定の基礎をなす。非常事態令の解除をはじめとし、トルコで動きがあれば、それは、13年ぶりに、「観察期間」扱いとなったトルコに関する報告によい影響を及ぼす。秋には、このほか、ヴェネチア委員会が大統領制に関連して制定された調整法についての報告を行う。トルコに関するストラスブルク(の欧州評議会)での決定は、ブリュッセル(のEU本部)にも、影響する。

■EU加盟交渉

6月28~29日に行われるEUサミットでは、拡大とイギリスのEU離脱が議題となる。トルコに関する決定は、6月24日の結果を踏まえて行われる。EUは、すでに、トルコを「加盟交渉」の中には加えず、単に「候補国」と呼んでいるが、今回のサミットの決定には、今回のトルコの選挙結果も影響すると見られている。もし、大統領選が決戦投票に持ち込まれるか、野党勢力が伸張した場合には、トルコ批判のトーンは軟化すると見られている。選挙で、与党政権が勢力を保った場合には、トルコ政府に対し、非常事態令の解除要求をはじめとする圧力がさらに強くなるとみられる。トルコ政府は、サミットに際し、オーストリアがトルコとの加盟交渉を打ち切る要求を続けるものとみている。これに対し、ある要人は、EUは、現段階では、オーストラリアの要求を、欧州連合理事会議長の名で行われる発表によりはねのけることができると述べ、次の用に続ける。「EUは、2016年のときのように、方法を見つけるだろう。この段階で、交渉を打ち切ったり凍結することは考えられない。」サミットの直後には、欧州連合理事会議長国が、オーストリアに移る。「ヴィザなし渡航」については、残りの7項目に着手されるかどうかは、トルコが非常事態令やテロ対策法を変更するかどうかにかかっている。

■アメリカとの難問

ヨーロッパと並びアメリカも、トルコが民主主義、法の順守、人権などの分野で行う決定を待っている。(ギュレン派擁護の罪で)トルコで裁判中のブルンソン司教問題、逮捕中のアメリカ大使館員問題、(アメリカで裁判中の元ハルク銀行副支店長の)ハーカン・アッティラに関する決定やハルク銀行に関するアメリカの態度、アメリカ議会のF35引き渡し問題への態度などは、トルコ政府の決定に影響する。トルコは、アメリカとの間の問題を解決するために、シリアのマンビジュで始まったプロセスをどう継続するか、マンビジュ軍事評議会をどのように形成するか、政権側に交代があるのかないのかは、今後決まって

■シリアの和平交渉に進展なし

トルコ・ロシア・イランが開始させた3国メカニズムに対し、シリアでは、憲法制定委員会への作業がまだ始まっていない。イドリブでの停戦プロセスでも問題が続いている。政権側と反政府側が同じテーブルにつき、妥協への一歩をいつ踏み出すかは、まだはっきりしない。

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(翻訳者:トルコ語メディア翻訳班)
(記事ID:44973)