イラク:選挙管理委員会は投票用紙の部分的な再集計を決定
2018年06月25日付 al-Hayat 紙

■選挙管理委員会は投票用紙の部分的な再集計を決定

【本紙:バグダード】

9人の任命裁判官から成るイラク選挙独立最高委員会は、不備があった投票箱に限り、手作業による投票用紙の再集計と仕分けを行うことを決定した。政治諸勢力はこれに反対し、全ての投票用紙の集計を要求している。

連邦最高裁判所は数日前、全選挙区の投票用紙の手作業による集計と仕分けを決定する国会法の合憲性を認める判決を出した。しかしこの判決では、不備や訴えがあった選挙区に限り集計が行われるとの文言が含まれている。そのため、3回目の選挙改正法を適用することで、最高裁判所が手作業での全投票用紙の再集計と仕分けを許可したとする側と、部分的な再集計と仕分けに言及した段落が侵害されていると主張する側との間で、今回の判決の解釈をめぐり意見の相違が生じている。他方、最高裁判所はこの曖昧さに関して、新たな説明を発表していない。

イラク選挙独立最高委員会報道官のリース・ジャバル・ハムザ氏は昨日(6月24日)の声明にて、「任命裁判官から成る独立最高委員会は、イラク国会選挙法の3度目の改正について検討するべく拡大会議を行った。前述の連邦最高裁判所の判決で言及されるところに基づき、手作業による投票用紙の再集計と仕分けを決定した。これに該当すると言われている選挙センターに関して、内外から(選挙に関する)苦情が独立最高委員会に寄せられている。また、そこでの偽造の疑いに関する公式報告も提出されている。今次決定は有権者の要望と権利を尊重するものだ」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:44982 )