シリア:ダイル・ザウルとラッカ情勢が緊迫
2018年06月27日付 al-Hayat紙



■「シリア民主軍」による家宅捜査と逮捕作戦を受けて、デリゾールで緊張とデモが発生

【ロンドン:本紙】

 デリゾール郊外(シリア東部)で住民とシリア民主軍の間の緊張が広がった。この背景には、シャヒール町でアブー・フーラという名で知られているデリゾール軍事評議会の司令官と65人以上が「潜伏細胞や特殊部隊に所属している」という疑いでが、シリア民主軍に逮捕されたことがある。、これはユーフラテス川東岸の東部デリゾール郊外で、シリア民主軍のメンバーにまで連続爆破や暗殺が及んだ後のことだった。そして、シャヒール町の住民が同地を襲撃したシリア民主軍に対して、座り込みやデモを行なうといわれている。

 シリア民主軍は軍事治安部隊を呼び寄せ、シャヒール町の住民に対して外出を禁止した。その後、家宅捜索と逮捕作戦を始め、「潜伏細胞に所属していた」という容疑で数十人を逮捕した。潜伏細胞は同地で攻撃作戦を計画していた。

 「シリア人権監視団」は、デリゾール東部における家宅捜査と逮捕作戦はラッカでの治安作戦を補完して行われたもので、ラッカでの作戦では、「ラッカ革命家旅団」のメンバー数十人が逮捕されたと報じた。シリア民主軍は昨日も作戦を続けており、200人以上を逮捕するに先立ち、ラッカの中心部やはずれにある「ラッカ革命家旅団」の拠点や住居を家宅捜査した。一方この逮捕作戦によってシリア民主軍の戦闘員4名が殺害され、7名が負傷した。

 ラッカ(シリア北東部)のルマイラ地区の数十人の女性は昨日、デモに参加して、「私たちルマイラ地区の女性は捕虜や逮捕された人々の解放を求める」などといったシュプレヒコールを繰り返した。

 アメリカが指揮する国際同盟に近い「ハムラビ・ジャスティス・ニュース」ネットワークは、シリア民主軍が「ラッカ革命家旅団」を3日間にわたり包囲した後攻撃し、この間攻撃を止めるためのフランスとアメリカの仲介努力は失敗に終わったと報じた。

 シリア民主軍に属する対内治安部隊はラッカにおける非常事態を宣言し、声明の中で以下のように述べた。「ラッカの対内治安部隊の総司令部は、治安上の必要と公共の利益のために、ラッカ市内各所に今朝(6月27日)から翌週の火曜日(7月3日)まで、非常事態と外出禁止を宣言した。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:糸山沙也香、小林雅光、秋吉香奈)
(記事ID:44988)