大学入試目前、受験生のなすべきことは?
2018年06月20日付 Cumhuriyet 紙


指導コーディネーターのムラト・アジェト氏は、来る高等教育機構試験(YKS)について、試験まで10日となった受験生にとって、なされるべきことを列挙した。

これまでどのように試験の準備をしてきたとしても、YKSがゴールではないということを述べたアジェトは、「まだおこなわれていない試験のことで心配したり不安に思っても、何もいいことはありません。最後の一週には、あなた方のおかれた条件をよく分析しなさい。」と述べた。

■「実行可能な予定を立てなさい。」

 アルトゥンバシュ大学のムラト・アジェト指導コーディネーターは、試験に向けて準備をしている受験生たちが、実行可能な予定を立てなくてはいけないと強調した。アジェト氏は、「あなた方のおかれている条件をよく分析しなさい。」と言い、次のように続けた。

 「学生たちはシンプルで実行可能な予定をたてるべきである。総まとめや復習するべきテーマを決めなさい。毎日ひとつは練習問題を解きなさい。そして、練習問題であなた方の短所を特定しなさい。本番の試験の予行練習となるよう、練習問題を本番の試験の時間帯に行いなさい。大学入試センターのサイトに掲載されている過去の年度の問題や今年初めて行われる予定のYKSの例題にも目を通すことを忘れないように。この練習は、あなた方が問題のタイプを理解し、試験への慣れをつくるのに役立つでしょう。」

■「社会的なことに時間を割きなさい。」

 ムラト・アジェト氏は、試験へと近づいている今日この頃、自分たちの生活ルーティーンの流れにおいて、食事や睡眠の秩序をはじめ、特別なことはしないように注意しなさいと、述べる。「もう時間がない、という思いからくるプレッシャーや不必要なパニックをおこさないように、計画的でバランスの取れたものであれば、社会活動や家族や友人らに時間を割きなさい。」と彼は言った。

■「勉強をいつ、やめるかは、学生たちは決めるべきである」

 勉強をいつ終わらせるべきかということは、学生たちが自分でわかっていなくてならず、それについては、学生自身が決める必要があるというアジェト氏は、すべての人にとって有効で意味がある決まりというものはないと述べる。その上で、アジェト氏は、学生指導の経験からいうと、「これまでの経験からいうと、試験まで一日二日残したあたりで勉強をやめるのが正しく適切で、このような態度こそが、我々の人生において試験のしめる本来の場所を示し、我々をよりしっかりさせる。その一方で、試験のだいぶ前に勉強をやめた結果として生み出される空白を理由に、学生が心配や非現実的な感情や想いにとらわれると言うことも間違いではない。」と述べた。

■「試験まで数日残してすべての準備を終えなさい」

 ムラト・アジェト指導コーディネーターは、試験より前にやっておかなければならないすべての準備を終えておかねばならないと言う。アジェト氏は、「試験会場を下見すること、交通に関するプランとつくること、(提出を)求められている書類を漏れのないように完成させておくこと、試験当日のために楽な洋服を準備するなどの、技術的な準備を数日前に終わらせなさい。経験したくない、あるいは埋め合わせの難しい困った事態を、このようにすることで、防ぐことができるでしょう。」と述べた。

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( 翻訳者:大谷奈々 )
( 記事ID:44995 )