ヒズボッラー、レバノン議会選挙で大勝
2018年06月11日付 Hamshahri 紙


 レバノンでの最新の選挙に関して、イラン革命防衛隊ゴドス軍司令官ガーセム・ソレイマーニー少将[訳注:少将は現在のイランにおける軍の最高位]から「ヒズボッラー[アラビア語発音ではヒズブッラー]が初めてレバノン議会128議席のうち74議席を獲得し、1抵抗政党からレバノンの抵抗政府に変わるという大勝利を収めた」と発表があった。

 ファールス通信によると、ソレイマーニー少将は、最近のレバノンでの選挙が一般投票であったことに触れ、「シリア、レバノン、イラク、イエメンそして中東ですべてのものがヒズボッラーを非難している状況下で実施された」と述べた。

 ソレイマーニー少将は、次のように強調した。「無知な愚か者によって統治されているアラブ諸国と湾岸協力会議、サウジアラビアとほか無知なる国々は、洗練され誉れ高いイスラームの潮流をテロリズム法案の類と位置づけた。そして我々ムスリムの心の支えとも言えるハサン・ナスルッラー[ヒズボッラーの議長]のような人物たちの名をテロリストの列に加えた。アラブ世界の防衛においてアラブ世界の大敵を滅ぼした人物をそのように扱ったのだ。」

 ゴドス軍司令官は、敵の喧伝に対して言及し、「スンナ派、非スンナ派を問わず[シーア派の]ヒズボッラーの流れと共にある者は誰でも、イランの傭兵と呼ばれている。この選挙はサウジが200万ドル[約2億2千万円]もの資金を流し込んだ中で挙行されたのだ」と訴えた。

 同少将は続けて「我が国のケルマーン州は、レバノンの国土より10倍か15倍も大きい。短期間に小さな地域で200万ドルも[選挙工作に]費やすのは、簡単なことではない。しかし結果はどうなったであろう。ベイルートの第一当選者にレバノン史上初めて、ヒズボッラーに所属し、そしてもちろんシーア派である人物が当選したのだ」と述べた。

 ソレイマーニー少将は、「ヒズボッラーはレバノン議会128議席のうち74議席を初めて獲得し、1抵抗政党からレバノンの抵抗政府となった。この勝利は、誠に大きなものだ」と述べた。

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( 翻訳者:MA )
( 記事ID:45003 )