ビザなしEU、実現の条件はキプロス承認?
2018年07月04日付 Cumhuriyet紙


欧州連合(EU)の立法機関である欧州議会は、トルコ国民がEUへのビザ免除となるには「キプロス共和国」の承認を条件とした。

本日の欧州議会の議題では、テロと大犯罪に対して戦うため、欧州刑事警察機構(Europol)とトルコの関係機関との間での個人データの譲渡に関するEUとトルコの交渉の開始も含まれていた。

ドイチェ・ヴェレトルコ語版、カイハン・カラジャ氏の情報によると、これに関するレポートは反対110票、棄権24票、賛成538票で承認された。レポートでは、個人データの譲渡に関する交渉が始まる前にトルコが「司法、内政分野におけるキプロス共和国との完全で、実際の、差別なしの協力を行う必要がある」とコメントした。

■承認条件

つまり欧州議会は、個人データの譲渡に関する交渉のために南キプロスギリシャ政府の承認を条件とした。

■5月の訪問は十分ではなかった

欧州議会が今日認可したレポートに付け足したキプロスの条件に欧州理事会と欧州委員会が出す答えが注目されている。
個人データの譲渡に関してEuropolと合意にいたることは、EUにビザ無し渡航を可能にする条件の一つである。
トルコはEuropolと交渉を始めるために準備ができていることは2月にEUに公式に知らせている。
5月末に実現したEU代表団のアンカラ訪問ではトルコの対応は十分とはみなされなかった。

■EUの基本権憲章に関する支障

欧州委員会は、この件に関して準備した勧告の草稿で、「キプロス共和国と協力」の件に関しては触れず、ただ達する合意がEUの基本権憲章に沿っていなければならないことを明らかにした。
しかし、個人データの譲渡の件で達する合意は欧州議会からも承認を受ける必要がある。
欧州議会がこの件を秋に明らかにされる予定のトルコレポートで議題に上げることが待たれている。

■「理事会から包括的な影響分析レポートが要求された」

欧州議会から今日承認されたレポートによると、「安全地帯におけるEUの利益の観点から犯罪についてトルコとの協力の必要性とバランス」に関して欧州理事会から包括的な影響分析レポートも要求された。

■「死刑または非人道的な判決に利用されるリスク」

トルコでの基本的な権利と自由の問題にも触れるレポートは、個人データの譲渡に関して合意が行われた場合、譲渡されるデータが「死刑もしくはある種の非人道的判決要求、判決もしくは刑の執行のために絶対使われないことの保証を求めること」が条件とされた。

■「しかし非常に例外的な状況では・・・」

トルコの「法的、社会的そして文化的構造がEUのものと異なること、そのために個人データの譲渡が非常に例外的な状況で、またそれに関する人もしくは人々に関して具体的な保証が提供された後に実現される必要がある」との見解が示された。レポートではデータが保護され、維持される期間に関してもトルコがEUの規則に従うことが要求された。さらに今後取り交わされる合意が特別な追跡機構による監視下で行われ、またその手続きについての定期的な評価が必要とされた。

ビザ無し渡航のために大きな重要度をもつ個人データのシェア合意は以前にもウクライナ、モルドバ、ジョージア、マケドニア、セルビア、カナダ、ボスニアヘルツェゴビナ、アイスランドなどの国との間で実現する際触れられた。

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(翻訳者:内山千尋)
(記事ID:45014)