チュニジア:首相が内閣改造を発表する見通し(2)
2018年06月28日付 al-Hayat 紙

■チュニジア首相が内閣改造を発表する見通し(2)

【チュニス:本紙】

これにより、シャーヒド首相は国会からの不可欠な支持を取り付け、内閣不信任を回避した。また、首相はこれに先立ち「チュニジアの呼びかけ」党の議員らから支持を取り付けることに成功していた。これは、内閣改造に関する数ヶ月間に及ぶ論争に終止符を打つためである。この論争は政界の分裂、そしてカルタゴ文書の効力停止を引き起こしていた。同協定はチュニジアの政治や社会の当事者の大多数が関与している。

一方、国の最大労働者組織であるチュニジア労働総同盟は、「国民を破滅させ、貧しくさせ、愚かな政治ばかり考えている政府に対して街頭での活動や労働者全体の抗議運動を行うことを辞さない」と牽制しつつも、シャーヒド政権の退陣に固執していた姿勢を改めた。事態を見守る者たちは、この発言は政府に対する示威や脅威であると評した。

労働総同盟のヌールッディーン・タブービー事務局長が、昨日(27日)ローカルラジオ局モザイクFMのインタビューで、しばらくは労働総同盟が労働者階級を守るという役割を果たすことから手を引かず、それは政府に政治的構造的危機を背負わせるだろうと述べた。

労働総同盟は、新内閣の発足を求めるメンバーから企業家連合や農家連合、そして「チュニジアの呼びかけ」党の院内会派が外れた後も、依然としてシャーヒド辞任に固執している唯一の勢力である。事態を見守る者たちは、今後政権とシャーヒド首相の就任時から彼を強く支援してきた労働組合との間に緊張が生じるだろうと見ている。

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( 翻訳者:博田智 )
( 記事ID:45034 )