チョルル(テキルダー)で列車転覆
2018年07月09日付 Hurriyet 紙

ウズンキョプリュ・ハルカル間を運行中の362人の乗客と6人の乗務員を乗せた列車は、昨日17時にテキルダー県チョルル郡サルラル地区で転覆した。5両が脱線し転覆した事故について、最初の発表によると、10人が死亡し73人が負傷した。今朝、レジェップ・アクダー副首相は記者会見で死者数は24人であると述べた。列車事故で亡くなった人々を病院で特定した近親者は、大きな悲しみに暮れ涙を流した。

アフメト・デミルジャン保健相は、事故で318人が病院に搬送され、194人が診察を受けた後、退院したと述べた。デミルジャン保健相は、いまだに124人が病院で経過観察中、あるいは、治療中である述べた。死亡者を病院で特定した近親者は、大きな悲しみに暮れ涙を流した。

エディルネ県ウズンキョプリュ郡とイスタンブル県ハルカル間を運行する列車の5両は、テキルダー県ムラトルとチョルル郡の間のサルラル地区で脱線して転覆した。エディルネ県ウズンキョプリュから362人乗客と6人の乗務員を乗せハルカルに向けて15時40分に出発した列車は、17時頃にテキルダー県ムラトルとチョルル郡の間にあるサルラル地区で脱線し転覆した。何メートルも引きずられた列車の中で乗客たちは大きな恐怖を感じていた。

亡くなった人々を病院で特定した近親者は大きな悲しみに暮れ涙を流した。

■朝方に悲報

レジェップ・アクダー副首相、アフメト・アルスラン交通海運情報相、アフメト・デミルジャン保健相は、7時に会見を行った。アクダー副首相は、昨日17時20分に発生した事故から続いた捜索救助活動が6時に終了したと報告した。アクダー副首相は、豪雨による排水溝下の地滑りの結果、事故が発生し24人が命を落としたと述べた。

アフメト・デミルジャン保健相は、事故後318人が病院に搬送され、194人が診察を受けて退院したと述べた。デミルジャン大臣は、いまだに124人が病院で経過観察中、あるいは、 治療中であると述べた。アルスラン大臣は事故の技術的な情報を報告した。

■最新の点検は4月に行われた

アフメト・アルスラン交通海運情報相は、チョルル郡で発生した列車事故に関して、「もちろん、問題があれば明らかにするつもりである。しかし、この種の事業では決まった年数で行われる技術的な点検と幾何学的な点検がある。1年以内1回は行われなければならない点検は4月に行われた」と述べた。

アルスラン大臣は、チョルル郡が設置した対策本部でレジェップ・アクダー副首相とアフメト・デミルジャン保健相とともに会見を行い、司法と行政による調査が細心の注意を払いながら続いていると述べた。問題があれば明らかにすると述べたアルスラン大臣は次のように述べた。

「もちろん問題があれば明らかにする。しかしこの種の事業は、特定の年数で技術的な点検と幾何学的な点検がある。1年以内に行わなければいけない点検は、4月に行われた。運行中は、列車の専門家と責任者は監視を行い、管制室に伝える。7月8日10時40分に7時の列車はこの線路を使用していた。しかし、その後14時20分から15時10分までの間に1㎡あたり32kgの豪雨があり、これもその場所の排水溝に通常時よりも大量の水が流れ込んでいた。つまり、地面は継続的に続いた雨のために水浸しになっており通常時よりも大量に水を含み込んでいた。列車は、脱線した際、線路と排水溝の間の材料をもっていき、間隙が生じた、列車の通過時に線路とトラバースは通常通りに見えており、機関士によって発見される可能性はなかった。運転車両は線路を通過した後、そこに間隙があることに気付き、運転車両と1両目が脱線することなく走り続け、1両目は脱線したが、現状を維持した、他の車両は排水溝を越え、脱線した。」

アルスラン大臣は、亡くなった人々に神の御加護を祈り、遺族にお悔やみを述べ、負傷者の回復を祈った。

事故で軽傷だったあるいは負傷せずに救助された乗客は、車両内の負傷者を外に引き出して最初の救助を行うよう努めた。

■救助隊は困難に直面した

事故後すぐに現場には最寄りのサルラル村長フアト・ドネルと村人は駆けつけ、負傷者を救助した。通報を受けて、軍警察、警察、医療チームが事故現場に行くために準備した。しかし、現場付近は大雨と道がないことで現場にたどり着くのに大きな困難に直面し、線路を2km歩いて現場までたどり着いた。現場に到着した医療班、防災緊急時管理局(AFAD)、消防隊は、負傷者の治療を現場で行った。

■トラクターを使用

救助には、トラクター、牽引車、ヘリコプターが使用された。負傷者は、村人が所有しているトラクターで近所の農場へ運ばれた。農場に対策本部が作られた。医療班は負傷者の治療を行ってから、負傷者を救急車と救助ヘリで病院に搬送した。トルコ軍所有の救助ヘリも投入された。

チョルル市役所は、事故の負傷者と病院に搬送された負傷者のために緊急の献血の呼びかけを行った。

■豪雨

交通海運情報省は、事故が現場付近で発生した豪雨によるものであると述べて、「事故が豪雨による排水溝と線路の間の地面の膨張により発生したと特定した」と会見を行った。

アフメト・デミルジャン保健相とアフメト・アルスラン交通海運情報相は、現地に向かい情報を収集した。

タイイプ・エルドアン大統領、スレイマン・ソイル内務相は、アフメト・アルスラン交通海運情報相と電話で話した。事故について情報を収集したエルドアン大統領は、亡くなれた方に神の御加護と負傷された方への早期回復を祈った。

共和人民党党首ケマル・クルチダルオールも同様のメッセージを発信した。

■報道規制は解除

大統領の書面を受けてラジオ・テレビ高等委員会によって、列車事故に関する一時的な報道規制が敷かれたと伝えられた。報道規制は月曜の朝6時40分に解除された。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:45041 )