ギュレン派逃亡犯、英国は逮捕後、保釈していた
2018年07月21日付 Hurriyet 紙


トルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)による報道で、アクン・イペキ被疑者の身柄が拘束されたと伝えられた。イギリス内務省は、トルコの身柄引き渡し請求を受けてギュレン派逃亡犯であるアクン・イペキ被疑者を逮捕したと発表した。イギリス検察庁はアナトリア通信の特派員に対し、ギュレン派で「裁判が宙吊り状態であった」逃亡犯のアクン・イペキ被疑者を5月23日に逮捕し裁判を行った結果、保釈金の支払いをもって保釈したと伝えた。

英国裁判所は、トルコの身柄引き渡し請求を6月26日から精査開始した。逃亡犯であるイペキ被疑者は、警察に拘留され裁判にかけられた。裁判所はこの逃亡犯であるギュレン派メンバーを、5万スターリング・ポンドの保釈金で保釈した。しかし、国外への逃亡を防ぐため、パスポートは押収した。イペキ逃亡犯の夜間外出を禁止した裁判所は、携帯電話を24時間通信可能状態にすることも強制した。ギュレン派逃亡犯であるイペキ被疑者のトルコへの送還の可否については、9月にウエストミンスター刑事裁判所で開かれる裁判において決定される。イギリスでは、本国への送還請求は外務省の承認を得て裁判所に委任される。裁判所が逮捕並びに本国送還請求を認めた場合、その決定は再び外務省の承認をもって適用される。

アブドゥルハミト・ギュル法務相は、イギリスの首都ロンドンで自宅軟禁の刑を受けているギュレン派のアクン・イペキ被疑者に関して、昨日「われわれは『本件は独立したトルコの司法機関に送還するよう』伝えている」と述べた。

■保釈金により保釈された

イギリス検察庁はアナトリア通信の特派員に対し、ギュレン派で「裁判が宙吊り状態であった」逃亡犯であるアクン・イペキ被疑者を5月23日に逮捕し裁判にかけたこと、及び保釈金により保釈したことを発表した。検察庁がアナトリア通信特派員宛に送った文書によると、イペキ被疑者は5月23日にトルコの身柄引き渡し請求を受けて逮捕され、ウエストミンスター第1裁判所に移送された。裁判所は5万スターリング・ポンドの保釈金とともに保釈したイペキ被疑者のパスポートを押収し、毎晩滞在先の住所を裁判所に宣告することを条件とした。イペキ被疑者が他のいかなる渡航書類を申請することも禁止した裁判所は、ギュレン派逃亡犯であるイペキ被疑者の電話が7日間24時間常に通信可能状態であることも保釈の条件とした。検察庁による発表では、イペキ被疑者が9月に再度裁判にかけられることも述べられた。

■身柄拘束を認めた

イギリス内務省もイペキ被疑者の身柄拘束の事実を確認した。

イギリスでは保釈金による保釈は一般的な慣習である。その代わり、保釈金で保釈された被疑者らは裁判にかけられている間は毎晩決められた居住地で過ごすことが義務付けられている。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:45094 )