エルドアン大統領、エジル発言に「正しく、民族的」
2018年07月24日付 Hurriyet 紙

エルドアン大統領は、人種差別的な攻撃のために、ドイツ代表チームをやめたことを説明したメスト・エジル選手を支持し、「メスト選手のこの説明、態度は民族的で、生来のものである。あらゆる称賛が彼に向けられている。私は敬意を示す」と述べた。またエルドアン大統領は、「金納制兵役における21日の期間についてソーシャルメディアはいまだに議論されている。この期間を短くする可能性はあるか?」という質問に対しては「議論されていても問題はない。21日未満に減ることはない」と答えた。

公正発展党(AKP)の集会の後、記者からの質問に答えたエルドアン大統領は、最近の話題に関して重要なコメントを行った。

■金納制兵役

「金納制兵役での21日間の期間は、ソーシャルメディアでいまだに議論されている。この期間を減らすことのような可能性はあるか?」という質問に対して、エルドアン大統領は、「議論されていても問題はない。21日未満に減らすことはない、28日から21日に減らされている。これを行った。しかし、プロセスとして対象年齢に関し最低年齢は25歳、最高年齢は38歳と説明されている。現在、38歳の制限を取り除くことに取り組んでいる。これはそうなるだろう」と答えた。

兵役における問題を完全に取り除くことを望んでいることを述べたエルドアン大統領は、「そこでも、そのような制限はなくなるだろう。金納した者は些細なことであってもこのような障害に直面しないだろう。」と話した。

エルドアン大統領は、「もう一度金納制兵役への必要が生じる可能性はあるか?」という質問に対して、「必要がないような形で法改正が行われている。」と言った。

「強制兵役における変更はありえますか?」という質問に対して、エルドアン大統領は、「強制兵役…これを国民は兵役と言う…」と答えた。

エルドアン大統領は、「兵役期間は短縮されるか?」という質問には、「その話題については、現在の状況がそのまま続く。この話題に関して国防省が必要なことを行っている」と答えた。

■メスト・エジル選手がドイツ代表チームをやめたこと

エルドアン大統領は、「メスト・エジル選手が自身に対する人種差別的な攻撃の後に行った決断をどのように評価するか」という質問に対しては、昨夜メスット・エジル選手と話したことを述べた。

エルドアン大統領は、以下のように述べた。
「メスト選手のこの説明は、取られた態度はきわめて民族的で生来のものである。あらゆる称賛が彼に向けられている。私は敬意を示す。なぜならドイツ代表チームへこれほどまでにすべてを捧げ、数々の勝利に貢献した若者へこのような人種差別を行うこと。宗教を理由にこのように扱うこと;これらは絶対に受け入れられることではない。出自がトルコ人であるメスト選手が、イルカイ氏、ジェンク・トスン氏とロンドンで写真を撮ることを許容できないこの理解を、なにによって説明できるだろうか?これは理解不足である。これを実際に適切な政治家たちが認めている。彼らもメスト選手を支持すると述べている。」
 
■トルコへのF-35戦闘機の搬送

「アメリカ合衆国議会でまとまった法案がある。法案でF-35戦闘機のトルコへの搬送停止が決定した。この決定をどのように評価するか?」という質問には、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、以下のように述べた。
「この問題をあなた方も知っているでしょう。完全にアメリカ大統領が、それが通った後に行ったことである。親愛なるトランプ大統領は、ブリュッセルでの会談で、書面での説明を我々に示した、このように何も問題はない。我々は、現在まで9億ドルを支払った。2機の搬送もそこで我々に行われた。今、我々のパイロットたちが訓練飛行も行っている。我々は、この点においていかなる否定的な心配はない。」

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( 翻訳者:岩井美咲 )
( 記事ID:45114 )