大学統一試験の結果は全てではない
2018年06月28日付 Jam-e Jam紙


家庭は人の成長のための場所であり、家庭内での行動は家族関係のつながりとその深さにおいて重要な要素の一部となる。

ジャーメジャム紙によれば、親の考え方は親子間の関係を深くさせたり、逆に遠ざけたりする原因となっている。青春真っ只中の受験生たちは、原因不明の問題に直面し、精神的緊張に加えて大学統一試験や大学入学の苦悩も抱えている。
統一試験の準備に多くの時間を費やした受験生たちは勉強疲れに直面し、試験前には落ち着いた空間、統一試験の後には休息の確保が必要である。子どもを家族から遠ざけてしまう原因の1つは親の取る行動である。親が自ら示す行動の1つは、「比較すること」である。この過程で親は自分の子どもに皮肉を言い、学習面、態度面、服装面などにおいて我が子と他人と比べるのである。
親は学習面において比較することによって子どもをより奮起させようとしたり、子どもの中に自身の希望を探そうとしている。親たちは、比較することで子どものために理想を創り上げたり、もっと勉強するための動機付けをしたいと、あまりにも楽観的に信じている。
比較することに加えて、子どものストレスを増やすような質問も絶えずいくつか存在する。統一試験を受けた受験生への最初の質問は以下の通りである。「入試はどうだった?」「どんな学科を勉強したいの?」「将来はどんな職業に就きたいの?」「もし関心のある学科に合格しなかった場合、来年も統一試験を受けるのか?」
大人たちや受験生の親戚たちはこれらの質問をコミュニケーションのために使っているが、これが人の精神的疲労を引き起こす原因になる可能性があるとは気づいていないのである。
統一試験を受けた後、受験生のストレスは減るが、次の心配がやってくる。彼らは統一試験の結果発表後に家族がどのような行動を取るのか心配するのである。もし自分の試験結果を他の同級生や親類たち、あるいは兄弟姉妹とさえ比較されると、反感、嫌悪感、怒りが生まれる原因になり、人に対して一種の不安感を抱き続けるだろう。
軽蔑、非難、他人との比較、プレッシャーをかけることは不安や劣等感、日々のストレス、怒り、好戦的な感情を引き起こす原因となる。したがって親たちは自身の言葉や表現には用心する必要がある。また、生活する上で自身の成績は自分自身と比較するべきだと子どもたちに教える必要がある。すなわち、今の自分よりも後退することがないように、自滅する代わりに自尊心を失わないよう自分の成績を自分の能力の程度と照らし合わせることができるように。そして、統一試験の結果が人生の全てではないということを覚えておこう。

メフラヌーシュ・ダーリーニー博士 心理学者、コンサルタント

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(翻訳者:K.N)
(記事ID:45160)