ラーリージャーニー氏、政治家や政治団体に政治的闘争の停止を望む(3)
2018年06月28日付 Hamshahri 紙

ゴム選出国会議員であるラーリージャーニー氏は以下のように続けた。「一国の政府の長として、自らの署名を一切支持しない人との会談にどんな利益があるというのか。彼らは2つの戦略を遂行している。1つ目はイラン国内のまたイラン周辺国の政治、安全保障、社会の混乱を引き起こすこと、そして2つ目はイラン経済を弱体化することである。彼らは国内から出ている一部の声を認識しながらも、この2つの戦略をさらに本格的に遂行している。」

同氏は指摘する。「もちろん、過去に先ほど述べた国々の国際的な結びつきはあったが、現在はその結びつきは存在しておらず、シオニスト国【イスラエル】、アメリカ、サウジアラビアの三か国の関係は健在であり、もし経済的な必要があれば、出資するだろう。ロシアと中国は何度も彼らと仲違いしており、欧州も彼らと離反している。」

同氏は演説の中で別に、イスラーム社会エンジニア協会会長の講演が有益だと見なし、この公演にもっと耳を傾けて欲しいと述べた。

同氏は続けて、「今日はモハンマド・ベヘシュティー師とその仲間たちの殉教記念日であり、その日にこのような会合が開かれたことは意義深いことであり、あの日の状況に特に注目しなくてはならない。もし殉教者ベヘシュティー師がその当時動いていた方向に向かって我々が活動すれば、今日この国が抱える問題を解決することがもっと楽になるだろう。」

さらに、イスラーム革命勝利において、また国内の政治構造の形成における殉教者ベヘシュティー師の役割について言及し、ラーリージャーニー氏は付け加えた。「殉教者ベヘシュティー師は寛大さ、辛抱、落ち着きを持って革命初期の誹謗中傷に立ち向かい、社会を平定し、反対者と協力することで社会を平穏へと導いた。師は当時の国の状況を国民の立場で見ており、各出来事を分析し、国内状況を十分に管理した。師は当時の状況の中で医療に取り組み、同時に国内の政治結社の活動のための政治的・イデオロギー的教育を行い、何度も国の政党が解散させられるような状況が起きたが、ベヘシュティー師によって短期間で国の政治体制、特に地方における組織形成が行われた。」

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( 翻訳者:A.T )
( 記事ID:45167 )