テヘランにおける自転車利用計画の前途多難(その2)
2018年06月27日付 Hamshahri 紙

初のテヘラン自転車交通網の設置

ハムシャフリー紙の最近の調査によると、市区長たちの指示で初の自転車交通網設立が決められ、またその成功を証明するものもいくつかある。今も、カールギャル通りの交差点からセパフボデガラニー通りまで、自転車専用道路が建設され、続いてイーラーンシャフル通りやターレガーニー通りの自転車用ルートには、自転車用環状道路が伴う予定である。このルートの重要な点は、公共交通機関、特に地下鉄と連結し、市の大きな2つの公園、ホナルマンダーン公園とラーレ公園につながっている。

テヘラン新交通計画の施行から数か月後に自転車ステーションが設置され、自転車利用を容易くする予定であり、この状況下で、テヘランの自転車交通網は成功に近づいている。テヘラン市輸送交通機関の最高責任者であるマンスール・ナビーリヤーン氏は、ハムシャフリー紙のインタビューの中でこの件についてこう述べている。「公害のない交通についての議論において、第一に歩道の利用、次に無害で徒歩よりも速い交通機関である自転車に人々の関心を集めるよう努力しています。」

ナビーリヤーンによると、国際的コンサルタントの助言を得て、テヘランの自転車専用道路の指標は、都市の地理的状況を考慮して東西方向に定義することが決まった。また、現在の計画では北側の道路からキャリームハーン通りやケシャーバルズ街道が交通計画の範囲となる自転車の交通網を、市の中心の地域に集中させることも同様に決まった。

一方、テヘランのバーザール周辺地域においても、自転車利用のための南方に延びる自転車道専用道路計画が準備されることが確定した。このようにして、二つの自転車交通網がテヘランをカバーすることになったので、今後、さらに広い自転車専用ルートの発展により、都市の中心地域がカバーされることになるだろう。今後は南北方向に延びる自転車交通網においても、特別専用ルートが整備されることになり、自転車専用環状道路が都市中心部地域の一部で本年度末には完成されることだろう。

最大のサイクリング協会

昨年、テヘランの自転車利用拡大を軸として、持続可能な交通に関する作業部会がオランダのアムステルダムからの協力者の列席の下で開催され、そこでテヘランでの(自転車利用)拡大のための重要な解決策が提示された。オランダは、ヨーロッパ最大のサイクリング協会を有し、その事業はテヘランや他の大都市の世界的な手本となると見なされている。

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( 翻訳者:K.Y. )
( 記事ID:45238 )