非常勤教員と教育機関の仁義なき戦い(その3)
2018年06月25日付 Hamshahri 紙

ルーデヘン校で中等学校の2年生を8年間教えた経歴を有するニヤーズ・ニークーイー氏はこう述べる。
「もし私たちが必要とされていないなら、なぜ毎年私たちに募集を掛け、最悪な授業時間を私たちに割り当てるのに、正規採用の段階になると、関連する学科の大学卒業生たちに権利を与えるのでしょうか。8年間教壇に立ち続け経験豊富な私なのか、何の経験も無く、単に試験の成績だけは良い人なのか。私たちはこのようにして抗議し、納得いく回答を求めているのです。


・非常勤教員の採用はない
しかし、教育省事務次官ナーセル・ソレイマーンザーデ氏は、非常勤教員採用に関する当省の様々な疑問に対する理由をハムシャフリー紙に説明した。「我々に人材が不足しているのは事実である。この問題は、数年後にはさらに厳しくなるだろう。しかし、我が国の人事局も人的資源分野における実行本部として以下のことを確信している。つまり採用は法的枠組みに従って実行されるべきであり、採用試験の実施もその一つである、と。」

教職歴重視の非常勤教員の採用は人事局にとっては受け入れがたいものであると同氏は強調し、加えて述べた。「我が国の生徒数が社会的変化とともに常に変化しているのは事実である。生徒数が減少する年もあれば増加する年もある。それゆえ、もし我々が最大の生徒数の年に教員を正規採用することを決めてしまうと、必ずその数年後に教員過剰な状態に直面するのだ。」


・採用の負のサイクル
ソレイマーンザーデ氏は、過去の人材採用における健全な運営がなされていなかったことが、教育機関と非常勤教員との間の闘争の原因であると見なし、以下のように主張した。「
この負のサイクルは一度止めなければならない。そして国家人事局の厳格さは適正であり、この厳格さで以て過ちを正していくだろうと私は思う。」「今も国会では非常勤教員の採用を望んでいるが、実際、この間違ったやり方は国の財政に負担をかけており、教育における人的資源の構造にも大きくマイナスの影響を与えるだろう。(後略)

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( 翻訳者:M.A. )
( 記事ID:45245 )