教育労組、大臣に意見書提出「問題はカオスとなった」
2018年07月25日付 Cumhuriyet 紙

教育労組の幹部たちは教育相であるゼィヤ・セルチュクに報告書を提出した。

教育労組中央運営委員会メンバーたちは、教育省大臣のゼィヤ・セルチュク博士と面会した。教育労組の幹部たちはセルチュク大臣に教育と教師の問題に関係する提案と要求を含んだ文書を提出した。

 会合と関係する情報を提供した教育労組のフェレイ・アイテキン・アイドアン委員長はセルチュク大臣による要望を以下のように羅列した。

・職務評価令の実施に伴い、「教員戦略文書」の撤廃が発表されること、
・10月5日の世界教師デーに、国際的な合意という性格をもつ『教師としての地位と推奨事項』の決定が法制化することを教師と共有すること、
・契約教員という方法をやめること
・面接をやめることを、原則とすること
・任命を行われていない教員を、正規採用とすること
・非常事態特別法による追放で、違法な追放をされた教育職・研究職従事者の復職
・復職が確定するまでの間、取り上げられている公務員としての権利が至急、与えられること
・追放された教育職・研究職従事者の職務復帰
・いじめや取り調べなどの、圧力的手法の撤廃
・試験制度とともに生み出される選択肢の数、学校の種類、選択分野の制限が取り除かれること、
・学生の選択によって割り当てができるよう、収容定員があげられること、
・儀礼や協力をなくすこと
・教育において宗教的かつ民営化的な政策がなくなること、
・教育のプログラムにおいて世俗的で、科学的な教育が原則とされること、
という方向で、我々の要求と文章と手渡した、と述べた。

大臣に「教育における問題がトルコの歴史においてこれまでなかったほど増大し、カオスに陥っている」と伝えたと述べたアイドアン委員長は、「教育相も今後実現する予定の計画において、教育要素の全体にわたり、改革プロセスを稼働させ、ひとつのプログラムが提案されること、そして、教育労組をこの過程の重要な要素として見ていると発言した」と述べた。

教育労組により、教育省大臣のゼィヤ・セルチュカに提出されたレポートにおいて、『教師の育成に関わる問題と教師の雇用』、『KHK輸出による追放』、『圧力、追放、取り調べ、法の外での決定』、『カリキュラムの変更』、『教育における暴力』、『教育における性的不平等』のような項目で、問題と解決策の提案が行われた。

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( 翻訳者:岸本成美 )
( 記事ID:45258 )