リラ安、ギリシャの島々へのトルコ人観光客半減
2018年08月22日付 Cumhuriyet紙


為替レートの急激な上昇により、隣国の島々を訪れるトルコ人観光客の数が半減した。

為替レートの急激な上昇は、隣国ギリシャの島々をトルコから訪れる観光客数がほぼ半分に減少する原因となった。一方これらの島々に住み、通貨がトルコリラに対して価値を持つことになったギリシャ人は、特にテキスタイルや野菜・果実を得るため、トルコ西岸に詰めかけている。

レスボス(ミディルリ)島、ヒオス(サクズ)島、コス島、ロドス島といったトルコに近いギリシャの島々は、近年あたかもトルコ人観光客の殺到を被り始めていた。アイヴァルク、チェシュメといった観光地を割高と感じたトルコ人の間では、隣国の島々でより安い値段で滞在し食事できるということが新たな議論になっていた。しかし、昨今の為替において見られた急激なレートの上昇は、ある意味この議論を終わらせた。島々でユーロで販売されている水の値段が8-10リラ、コーヒーの値段が20-25リラとなると、定期的に訪れていたトルコ人達は島を訪れることを止め始めた。

サクズ島で長年旅行代理店を営んでいたデニズ・ウヤンマズ氏は、昨年ホテルの空室はなかったが、今年は満室のホテルが減少したと述べた。チェシュメから来る観光客数については50%近く減少する中、セフェリヒサル・スアジュクからギリシャのサモス(シサム)島に定期便を出しているサモス・スター社は、 為替の動きにより、船便と島ツアーパッケージの両方で割引を行った。

■「すべて込みが観光を蝕んだ」

世界観光ライターとジャーナリスト連盟(FIJET)の連盟長であり、元チュニジア観光大臣のティジャニ・ハッダード氏は、トルコのホテルで実施されている「[宿泊費・飲食費]すべて込み」制度が長期的にみて観光を蝕んでいると強調した。

FIJET主催の「若手ジャーナリスト観光教育プログラム」がイズミルで開催された。ハッダード氏は、特にアンタリヤで実施されている「すべて込み」制度について、 トルコに対し次のように警告した。「いかなる観光の定義に照らしても、この「すべて込み」制度は観光のモデルに成り得ないことが分かるでしょう。なぜならば観 光客が来ても、すべての時間が一つの場所で費やされるからです。観光客はその国について何も知ることができません。ツアーに参加もしないし、その国にどのような料理があるのか、どのような文化を体験できるのか、どのような歴史を持っているのか、わかりはしない。このこともまた観光業のすべての関連事業に経済的な意味でも好ましくない影響をもたらしています。すべての収入を「すべて込み」制度に取り込もうとしています。」

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(翻訳者:森彩音)
(記事ID:45265)