エジプト:反体制派の中心人物が逮捕(1)
2018年08月24日付 al-Hayat 紙

■カイロ:国民投票の実施と囚人の釈放を訴えた反体制派の中心人物を逮捕

【カイロ:本紙】

エジプトの治安機関は、左派反体制派の中心人物である(元)大使マウスーム・マルズーク氏、経済専門家のラーイド・サラーマ氏、反体制派の学者ヤフヤー・カザーズ氏を逮捕した。

弁護士2人は大規模な治安部隊が昨日正午、マルズーク氏、サラーマ氏、カザーズ氏を逮捕したと語った。

現政権の存続を問う国民投票の実施とタフリール広場への集結、憲法の停止、そして囚人の釈放と彼らへの補償を求めるマルズーク氏の訴えは、国内の様々な政治勢力からの広範な不承認と拒否を引き起こした。そして、マルズーク氏を「司法に対する侮辱」の疑いで起訴するため、ナビール・サーディク検事総長の元に多くの告発が寄せられた。

「人民潮流」の元指導者であったマルズーク氏は、今月発表した声明においてエジプトの政権を厳しく批判した。彼はまた、大統領選の元候補者だったハムディーン・サッバーヒー氏の最も中心的な支援者のひとりでもある。

マルズーク氏は、「この国は重大な局面を迎えた。これはまさに岐路であり、我々はここで絶対に立ち止まらねばならない。」と述べた。そして現政権の存続を問う国民投票の実施を訴えた。さらに彼は国家運営のための「暫定議会の設置」についても言及し、政府が国民投票の実施を拒んだ場合は来週の金曜日(8月31日)にタフリール広場に結集するよう喚起した。

(2)へ続く

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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:45279 )