トルコ・リラ、安定へ生みの苦しみ
2018年08月30日付 Cumhuriyet 紙

週の始めから6.15から6.30リラを推移したドル・トルコリラの為替レートは、昨日、上がり続けている。一日当たりの価値喪失は3%を超えた。

週の始めから今日まで上昇傾向が続いている為替が、昨日ドイツによるトルコへの緊急財政援助を評価して、6.15リラほどに後退した。しかし、ドイツ関係者がこの主張を否定し、ムーディーズがトルコの18の銀行と2社の金融会社の信用を落としたことで、再び緊張を高めている。

流動性の低い状態が続いているドルとトルコリラ為替レートは、昨日上がり始めた。トルコリラの対ドルの価格喪失は、一時3%を超え、週の始めから今までに7%にまで上がった。

そして、朝方に中央銀行で新しい流動性に関する動きがあった。中央銀行は銀行間の貨幣市場で一晩の借り入れ制限を、昨日以降8月13日前のレベルの2倍とした。

昨晩6.32から6.33リラであったドル・トルコリラ為替レートは、6.49リラになり、その後6.423、6.43リラに戻った。アナリストはこの変動が中央銀行による政策金利上昇が予想される9月13日の会議まで続くとみている。

■停滞傾向

一方で、トルコ統計機構と商務省の連携で作成された臨時の対外貿易統計によると、輸出は2018年の7月に2017年の同月と比べて11.6%増加し、140億7700万、輸入は6.7%減少し200億5900万ドルになった。

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( 翻訳者:庄原茉美 )
( 記事ID:45305 )