エチオピア:ルネッサンス・ダムの責任者が自殺(2)
2018年09月08日付 al-Hayat 紙


■エチオピアは「ルネッサンス」ダム計画の責任者が「自殺」したと確認(2)

【ハルツーム:ヌール・アフマド・ヌール】

またジャマール長官は、「ビクリー氏は死亡する前に、エチオピアから出国しようとした。あらゆる証拠と情報が、同氏が家族と子ども、同氏の事務所の職員たちに別れを告げていたことを示している」と述べた。

ジャマール長官は、「バカル氏は、複数の問題によって圧迫されていた。ルネッサンス・ダムの建設の遅れ、進展を見せないダムの建設に費やされた資金などだ。とりわけ、エチオピア防衛軍所管の請負業者の一社に関わる側面が問題であり、同社に資金が支払われたのにもかかわらず、同社は事業の実施で遅れをとっている」と明らかにした。

ジャマール長官は、ダムの責任者の署名なしに、請負業者にいかなる資金も支払うことはできないと明らかにした。

エチオピアのアービー・アフマド・アリー首相は先月8月25日に、「ルネッサンス」ダムの建設事業の遅れを認めた。同ダムの建設事業は、2017年に終了する予定であった。

エチオピアは2011年4月、ルネッサンス・ダム計画に着手した。同ダムは、エチオピアとスーダンの国境地域ベニシャングル・グムズ地方で建設されている。同地方は首都アディスアベバから980キロメートル以上離れている。エチオピア政府は、今年5月、ダム建設段階の66%を実現したと発表した。

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45346 )