ハサカで、PKK/PYGとシリア政府軍衝突
2018年09月08日付 Hurriyet 紙


シリア北東部のハサカ県で、テロ組織YPG/PKKとバッシャール・アサド政府軍との間で昨日(7日)、激しい衝突が起こった。

ハサカ現地からの情報によると、昨朝、ハサカ県カーミシュリー市の数か所に姿を現したアサド政府に属する軍隊と、町を監視していたYPG/PKKのテロリストらとの間で緊張状態が発生し、衝突へと変わったという。戦闘が続き、政府軍の兵士11名とYPG/PKKのテロリスト7名が死亡したことが明らかにされた。さらに、YPG/PKKのテロリスト数名が負傷したという。

■検問所

現地の情報源によると、この衝突は、政府軍がハサカ・カーミシュリー道路上に設置した検問で、カーミシュリーの若者たちが拘束されたことによるものだという。ハサカ県では以前にも、両者の間で同様の衝突が発生していた。

■米露間でアル・タンフ基地緊張

シリアのイドリブ県周辺で集中的な議論が続く一方、アメリカとロシアの間で、今またシリア南部のアル・タンフ基地をめぐる緊張が勃発した。ロシアによる「この地域を攻撃する。撤退せよ」との警告に、ペンタゴンは、「確固たる決意をしている」と軍事演習を開始しつつ返答した。ヨルダン・イラク国境に近いシリアのアル・タンフ基地をめぐる緊張は、数日前に勃発した。アメリカのCNNテレビの報道によると、駐シリアのロシア軍部隊司令部はアメリカ軍司令部に、「アル・タンフ・キャンプ周辺に集結しているテロリストに対し集中的な空爆の開始を計画している。該当地域にいるアメリカ軍が被害を受ける可能性がある。撤退せよ」との警告を行ったという。ロシアの警告は二度重ねてアメリカ政府に強固に伝えられたのに対し、一昨日の夜、シリアの「国際有志連合」として知られるアメリカ主導の部隊がアル・タンフ基地を中心とした軍事演習を開始することを決定した。シリア領内にあるアル・タンフ基地には、600名ほどのアメリカ人兵士がいることが知られている。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:45351 )