貧乏な学生は寮にも入れない
2018年09月13日付 Cumhuriyet紙


学生ローン学生寮機構の事業規模はニーズに応えていない。学生には、民間の、あるいはなんらかの宗教組織に属する寮に入るという選択肢しか残っていない。

 国立の寮に入れる学生は、たったの17.18%である。このため多くの学生は民間の寮で我慢している。1ヶ月の寮費が6000~40,000リラの間の値段となるこの寮に、貧しい家庭の子供達が入るのは非常に難しい。

 CHPの副党首であるラーレ・カラビュユク氏は、「また、多くの教団が所有する何千もの寮があることが知られている。これらの寮で火事や性的虐待といった事件が起きていることを我々は知っている。このほか、違法な共同住宅や寮も存在する。これらの違法の共同住宅や寮のほとんど全てが、教団に属している」と述べた。

 イスタンブル大学法学部に受かり、母親の退職年金しかない学生に対し寮が割り当てられなかったことに着目したカラビュユク氏は以下のように述べた。

「このように寮が足りかなったかのようにみせかけて、教育を国の手から少しづつ離していこうとする驚くべき規定の変革が行われた。公的な利益があるというカテゴリーに属するNGOには、ただで土地と不動産が与えられるという制度が開始されたのだ。しかし、どの団体が、公的な利益のある組織というカテゴリーに入るかというと、タイイプ・エルドアン大統領が決定する。多くの教団が、団体や宗教財団の名の下で活動を行うことを目のあたりにすると、当該の規則の変革は新たな「エンサル」スキャンダルと新たな「アラダア」悲劇に土台を作っているかのようだ。
 退職した親の子供たちが寮に入れないとすれば、誰が寮にあたるのか。共和人民党として寮の問題は常に話題にしてきた。 集合住宅局(TOKİ)が、国中に寮を設立すべきだと強調してきた。TOKİを使って寮に関する動きが開始されなければならず、遅くとも2年以内で寮の問題が改善されなければならない。我々が通っていない橋に対して市民が払うお金で寮の問題を解決することでさえ可能だ。
 2017~2018年学年の終わりの段階で、正式な高等教育を受けている学生の数は388万7682人だ。高等教育教育ローン学生寮機構に属する790個の寮に男子258,101人と女子409,916人を収容できることがわかっている。2,015個の民間学生寮には109,980人の学生が収容されうる。この寮の学生は個人または宗教財団、あるいは協会に属しているのだ。」

■地方に寮を設立せよ

 ラーレ・カラカラビュユクCHP副党首の寮問題に関しての提案は以下の通りだ。

・トルコ中に、とくに地方に貧しい家庭の子供たちが必要としている寮を作ることが必要だ。
・寄宿制の中等学校の数を増加させなければならない
・宿泊施設付きの、中等教育機関の数を増加させなければならない。
・教団や、その他の宗教組織の寮の開設が許可されてはならない。
・国民投票で無駄となったお金のみで331,579人を収容できる寮を作ることができた。
・オスマン・ガーズィ橋を通ってもいない車に対し、国庫から一年間に払うお金は約175万トルコリラだ。このお金で一年間に38,794人を収容できる寮を作ることができた。
・ヤヴズ・スルタン・セリム橋を通ってもいない車に対し、国庫から一年間に払うお金は約421万トルコリラだ。このお金で1年間に9,309人を収容できる寮を作ることができた。
・ユーラシア・トンネルを通ってもいない車に対し、国庫から一年間に払うお金は約186万トルコリラだ。このお金で1年間に4,133人を収容できる寮を作ることができた。

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(翻訳者:岸本成美)
(記事ID:45376)