エルドアン大統領、研究者のトルコ帰還支援政策開始へ
2018年09月23日付 Hurriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ人研究者に関する帰国支援運動を開始したことを明らかにし、「国際的なリーダーとなる研究者獲得計画によって世界各地の研究者を我が国で始まる躍進に招待する」と述べた。

トルコは近年で最大の躍進の1つを実現させるため行動に移った。レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、研究者らのトルコ帰国事業を開始したことを明らかにし、「金融、健康、エネルギー技術を国内および国民的なものとして発展させ、独立を確かなものにすることに努めている。研究者帰国事業を開始しており、国際的リーダー研究者計画を始めさせている。世界各地の研究者を我が国で始まる躍進に招待している」と述べた。

エルドアン大統領は、イスタンブル新空港で続いている航空宇宙技術祭 (TEKNOFEST) でスピーチを行った。エルドアン大統領は、そこで行った演説で、要約すると次のように述べた。「現在、世界における本来の意味での独立の第1の条件は、技術を作り出し輸出する国の地位に達することである。我々は、技術の進歩の第1段階を夢見ることができている。我々の祖先は何世紀もに渡って常にさらに多くのことを夢見てきた。この夢を追い、大多数の目標は達成された。我々がトルコに獲得させたものは、どれも自分たちの夢を追うことで獲得した。私は、TEKNOFESTは躍進の機会であると考えている。我が国の国民の技術進歩が成功に達することは、技術を生み出す社会に変化することによって可能である。」

■技術をデザインすること

この催しが行われた空港は、我が国の技術分野におけるヴィジョンの最も具体的な表れである。現在、安全の概念の理解は大きく変わった。我々の祖先は何年もの間同時代の技術をリードしてきたが、その後残念なことにそのリーダーの地位を失った。当時のスルタンはこの問題の解決策を、西洋の技術を我が国に持ってくることに見出した。技術を使う人的資源においても西洋で教育する方向に向かった。現在を見れば、この選択が非常に的を射てはいないことがわかる。重要なのは、技術をデザインすること、進歩させること、教えることである。1925年に金角湾で国内資本によって実現された重要な防衛産業工場が建設された。第2次世界大戦の際にはこれらの努力が加速した。イギリスとアメリカの軍事支援を言い訳に、この工場は無用のものとなった。ヌリ・デミラーの飛行機工場の国外輸出にさえ機会が与えられなかった。

■大きな躍進

59年前にバンドゥルマ・ロケット・クラブを設立しロケットの試験発射を行ったキルコル・ディヴァンジュとそのチームは不運続きだった。国産自動車のデヴリムの話はよく知られている。故オザル元大統領は、この現実を認識するために防衛産業庁を設立した。当時の状況の中で一連の重要な試みが始められていれば、2003年に防衛産業の需要の20%は国内から獲得することができていただろう。我々は、無人航空機のような多くの製品の既製品購入計画を白紙に戻し、国産でオリジナルのモデルを発展させる試みを始めた。現在でも、我が国で600以上の防衛産業計画が実行中である。

■計画の妨害工作が試みられた

エルドアン大統領は、「現在でももちろん計画の妨害工作が試みられている。しかしもはやこの計画を妨害できる力はなく、この計画の前途を開いた力がある。我々の踏み出したあらゆるステップは、『諦めろ』という提案で迎えられた。常にさらによいものをさらに安く提供する約束によって説得が試みられた。その無人航空機を彼らは与えなかった。我々に売らなかった。しかしテロ組織には長距離運輸トレーラー(TIR)1万9,000台分の武器弾薬を送っている。彼らは我々にとって友であり、戦略的立場を共有する者たちだ。それとなくヌリ・デミラーたちやヌリ・キッリギルたちの影響によって脅かされた瞬間となった。我々は誰にも迎合しなかった。神が与えた寿命を誰も縮めることはできない。我々は、我々のリードの一環で始めた計画を忍耐強く、そして鋭く追及したし、また今もしている」と述べた。

空港からカスムパシャへ:エルドアン大統領は、空港からヘリコプターで(故郷の)カスムパシャへのサプライズ訪問を行った。エルドアン大統領は、古い理髪店に立ち寄り、友人たちとコーヒーハウスで会った。カスムパシャ保育園も訪問したエルドアン大統領に、ゼフラ・ズュムリュト・セルチュク家族社会政策大臣とファトマ・ベチュル・サヤン・カヤAKP副党首が同行した。

エルドアン大統領は、妻のエミネ・エルドアン夫人、ムスタファ・ヴァランク産業技術大臣、ファフレッティン・コジャ保健大臣、メヴリュト・ウイサル・イスタンブル広域市市長、セルチュク・バイラクタルT3財団理事代表団団長とブースを訪問し、生徒たちからプロジェクトに関する情報を得た。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:45419 )