大統領府宮の1日の支出、驚異的!
2018年10月03日付 Cumhuriyet 紙


国民に節約を求めた大統領府が、1日に180万リラを消費していることが話題となった。

タイイプ・エルドアン大統領が大統領府宮に引越した2015年以降、大統領府予算からの支出科目が大きく増加している。2015年から2017年にかけての大統領府の経費報告書を比較すると、3年間で大統領宮の1日の支出が50%、旅費交通費が40%、食費が49%、清掃費が69%、レセプションや宴会といった接待交際費が18%上昇したことが明らかになった。

会計検査院の報告によると、エルドアン大統領が大統領宮に移動した後に予算の支出科目の増加率を次に述べる。

1日の支出が50%上昇: 2015年に大統領府に割り当てられた予算は3億9700万リラだった。これで間にあわせることができず、大統領府の2015年末時点の支出は4億7192万9937リラだった。つまり、大統領府宮は、2015年に1日平均約120万リラ支出した。2017年の会計検査院の報告では、大統領府が1日平均180万リラ支出していたことが明らかになった。これは大統領府宮の1日平均支出額が3年間で50%も上昇したことを示している。

人件費は62%増加:2015年に大統領府職員の人件費として、社会保障機構への保険料を含めて7258万3364リラ消費された。この数字は、2017年に1億1784万381リラになった。すなわち大統領府の人件費は3年間で約62%上昇した。

消耗品費は23%上昇:2015年は、大統領府で使われる消耗品の購入に2074万7825リラを支出した。2017年は、事務用品や事務機器費、定期刊行物、制服、医務室の消耗品や薬品などに渡るすべての消耗品費は2558万7510リラだった。新しい宮殿の消耗品費に割かれた予算は3年間で23%上昇した。

入札予算は74%上昇:2015年に4248万9010リラだった入札契約費は、2017年には7396万8528リラとなり、大統領府宮は3年間で入札契約費を74%上昇させた。

旅費交通費は40%増:2015年に大統領府の職員の国内外への旅費、交通費と旅行保険に費やされた費用は 999万5495リラであった。この数字は2017年には1399万9967リラになり、国内外の旅費交通費は3年で40%上昇した。

厨房の費用は49%増:食材や厨房で使用するあらゆる消耗品に、2015年は109万5843リラ費やされたが、この数字は2017年には164万1497リラになり、49%上昇した。

清掃費は69%増:大統領府宮の清掃用備品のための支出は、2015年と2017年の間で191万3929リラから、324万4182リラに増加し、3年で69%上昇したことが明らかになった。

各機関への支援金は36%上昇:大統領府からは2015年、協会、団体、組合、政府系協会、スポーツ協会、トルコ教育財団など非営利活動組織に対し、585万5千リラ、2017年には797万5千リラが振り込まれた。すなわち、大統領府宮の予算から協会やワクフへ3年で36%多く振り込まれた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:45476 )