ガザ:イスラエルの占領軍が民衆に発砲
2018年10月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザとの境界線上で3人の殉教者と数百人の負傷者が発生、リーベルマン国防大臣とハマースがお互いを牽制し合う

【ガザ:アシュラフ・フール、本紙】

東ガザ地区の境界でイスラエルの占領軍の発砲により子供1人を含む3人の殉教者と数百人の負傷者が発生した。これは、大帰還の行進と封鎖破りにおける「不変と抵抗」の金曜日での出来事だ。同時に、イスラエルの重火器がガザ地区北部の抵抗の監視ポイントを砲撃したが、この砲撃による負傷者の発生は報告されなかった。

また、占領軍はガザ地区を軍事閉鎖区域とすることを発表し、再びパトリオットミサイルをガザ地区内に発射した。このことは、緊張が高まる可能性を示唆している。

一方、保健庁はガザ東部でファーリス・ハーフィズ・サルサーウィー少年(12歳)が、ガザ市西部のシャーティー難民キャンプでアクラム・アブー・シムアーン氏(22歳)、そしてフサイン・ファタヒー・ルクブ氏(28歳)が殉教したことを発表した。負傷者数は376人に昇り、その中には子供やジャーナリストも含まれていた。また7人の重傷者を含む192人がすでに病院へ搬送された。

同時に、イスラエルのアヴィクドール・リーベルマン国防大臣とハマースの間において激しい舌戦と牽制合戦が続いた。大臣は「我が軍の用意は出来ている」と述べた。そして、その直後リーベルマン大臣は「ツイッター」の自身のアカウント上でのつぶやきの中で、「休暇は終わった。ハマースのリーダーにはその事を考慮するように言いたい」と述べ、ハマースのリーダーを直接牽制した。他方でハマースは、「大帰還の行進と封鎖破りへの占領者の威嚇に対する具体的な反応は、ガザ地区の多くの民衆が地区東側の境界に沿って行われるこの行進に参加することである」と述べた。

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( 翻訳者:滝沢侑也 )
( 記事ID:45492 )