75億ユーロプロジェクト・新イスタンブル空港10月29日ISLコードで開港
2018年10月07日付 Hurriyet 紙


今日までに75億ユーロを使ってきたイスタンブル新空港の準備は終わりに近づいた。10月29日から始業する新空港は2018年12月31日夜までは、ISLのコード名を使う。それ以後は、現在アタテュルク空港が使っているISTのコードが、新空港に移る。

移転が2018年12月29~31日に延期されたイスタンブル新空港の近況を視察するため、IGA空港管理会社のCEOであるカドゥリ・サムスンル氏とともに工事現場で落ち合った。サムスンル氏の第一声は、開港日についてだった。
「2018年10月29日の開港は、シンボリックなものでく、本物です。その日から、トルコ航空の一部の便は、ここを使います。」

「アタテュルク空港からここへの移転には45時間かかると見込んでいる。それを2化月遅らせた。大移転は、2018年12月29~31日に実施する。」

「つまり、大統領が10月29日にここでの開港式をやったあと、閉鎖し、2か月待つ、ということではない。トルコ航空ができる限りで、一部の国内線・国際線をここを使う。」

(中略)

内部を見て回る途中で、完成した部分についての経費を聞いた。サムソンル氏は、
「ここまでの投資は、75億ユーロに達した。」という。
完成した2つの滑走路を示し、
「それぞれの滑走路の脇には、それぞれ補助滑走路があります。補助滑走路のいずれもが、本滑走路と同じつくりです。」
また、建設中の第三滑走路を示し、
「第三滑走路は、10月29日の開港式のあと、16か月後に完成します。第三滑走路を含め、残りの建設には25億ユーロがかかります。」

しばらく前にSNSで広まった「滑走路の穴」の写真について、「あの穴は、実際のところ、どこにあるのですか?滑走路やエプロンに支障なありませんか」と質問してみた。
この質問には、テクノフェストの行事を引き合いにだし、
「トルコ技術財団が主催したテクノフェストのとき、空港には、F16戦闘機や、軍の貨物機、大統領を乗せた飛行機を含め639機が着陸しましたが、まったく、問題ありませんでした。実は、滑走路やエプロン、駐機場などとは全く関係のない地点で、地下鉄工事のせいで、地面がくずれた事件がありました。それだけのことです。」

イスタンブル新航空が10月29日から使う国際コードについて聞くと、
「2018年12月31日までは、現在のISTのコードは、アタテュルク空港が使います。ここは、それまでは、ISLのコードを使います。12月31日からは、ISTは、ここに移ります。」

先日行われた1000人を動員して行われた「乗客テスト」にも言及した。
「あの日、ここに2機の旅客機が着陸しました。1000人が、トランクを含め、本当に飛行機に乗るという設定でテストをしました。その後、1000人の人が本当に空港に降り立ったという設定でテストをしました。すべて順調でした。10月17、18日には、3000人を動員して、またテストを行います。」

(中略)

「旅客機は、すべて新空港を使いますが、貨物機の移転には、少なくとも1年はかかります。つまり、トルコ航空をはじめ、貨物輸送をしている会社は、引き続き1年間、アタテュルク空港を使います。プライベートジェットが使う一般航空部も、アタテュルク空港に残ります。」

新空港の名前については、大統領が、建設にあたっている連合企業体に決定へ協力を求めたという。これをうけ、6人の学識経験者からなる委員会がつくられ、名称についての検討を始めたという。この委員会は、世界の事例を知らべ、とくにアメリカの空港の名称の事例を参考に作業をしている(レーガン国内線空港、ジョージ・ブッシュ大陸間線空港、ビル&ヒラリー・クリントン空港など)。İGA空港運営会社のサムソンルCOEは、6人の学識経験者からなる委員会の作業に対し、自分の考えを述べた。

「アタテュルクは、トルコ共和国にとって議論の余地のない価値です。そのような大きな価値を、この種の議論に巻き込まないでおく必要があるでしょう。」

(後略)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:45499 )