イドリブ非武装地域から重火器撤去完了
2018年10月09日付 Hurriyet紙


トルコとロシアとの間のソチ合意に沿って「イドリブ緊張緩和地域」の非武装ラインでの重火器撤去プロセスが99%完了したと分かった。 シリア人権監視団は10月15日が(撤退)期限であり、タハリール・アル=シャーム(HTŞ)も重火器を同地域から撤去したと伝えた。

アンカラは、シリア反体制派の国民解放戦線ナジ・ムスタファ報道官の「トルコとロシア間の合意に従い、イドリブ周辺につくられる緩衝地域から重火器の撤去を開始した」との発表を認めた。

本紙に情報を伝えた治安情報筋は、8日の正午までに重火器は99%が撤去され、残る1%も撤去の準備が整った状態にあり、今後これらも撤去プロセスに入るだろうと説明した。同筋は、テロ組織アルカイダの関連組織HTŞも10月15日までの(撤去)期限であり、HTŞの傘下の一部グループが同地域を離れることに抵抗した場合、かれらは排除されると強調した。シリア人権監視団は、HTŞとその他のジハード主義組織が重火器を非武装地域とするよう計画されている地区から撤去したと明らかにした。フランスのAFP通信社の報道によれば、同監視団のラミ・アブドゥルラフマン代表は、『HTŞ及びあまり影響力のないその他のジハード主義者のグループは、重火器をイドリブ県の「非武装地区」の広大な地域から撤去した』と会見で伝えた。HTŞはこれらの情報を論評してはいない。しかし、HTŞがソチ合意を遵守するか否かについて声明を出すとの条件はなく、彼らが同地区で占める立場をもって態度を明らかにすることになろう、と説明がおこなわれた。

■監視活動が始まる予定

撤退が完了した後、トルコとロシアの両軍兵士が緩衝地域で車両と徒歩による監視活動を始める予定だ。監視活動の開始前に、双方が監視ルート、検問所を調整するための無線周波数と通話コードが決められる。両国の軍事勢力が同地域を掌握しているため、監視活動に関する交渉は短期間で完了すると予想されている。タイイプ・エルドアン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の間で結ばれたソチ合意では10月15日までに、15から20キロメートルのラインで非武装地帯をつくり、その監視はトルコとロシアの両軍によって行われると予定されている。

■アサド大統領:一時的な措置

シリアのバッシャール・アサド大統領は、トルコ・ロシア間のイドリブ合意が「一時的な措置」であると指摘し、イドリブはダマスカス政府が受け継ぐだろうと話した。シリ国営SANA通信の報道によれば、アサド大統領はバアス党の一昨日の中央委員会の会合で発言を行った。同会合でアサド大統領は、トルコとロシアのイドリブに関するソチ合意について発言し、「イドリブに関する協定は一時的な措置である。イドリブも他の地域のようにシリア国家の一部となるだろう。我々は同協定の下で、地域で様々な利益を手にした」と説明した。アサド政権、イランが支援する民兵、ロシア[といった三者の]イドリブに対する全面軍事作戦は、アスタナプロセスのパートナーであるトルコ、ロシア、イランの間でおこなわれた会合とソチ合意の枠組みにおいて阻止された。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:45514)