イラク:バルハム・サーリフ氏が大統領に
2018年10月03日付 al-Hayat 紙


■イラク:バルハム・サーリフ氏がイラクの大統領に

【バグダード:フサイン・ダーウド】

延期に次ぐ延期の末、難産ながらもイラク議会は昨日、バルハム・サーリフ氏をイラク共和国大統領に選出した。この投票会合に先立って、各政治勢力間で協議が紛糾した。特に「クルディスタン愛国同盟」と投票で勝利した候補者バルハム・サーリフ氏、そして「クルディスタン民主党」とその候補者フアード・フサイン氏の間においてそれは顕著であった。

イラク議会は憲法で規定された大統領選出の最終期限日である昨日、憲法に則って会合を開いた。会合には諸政治会派から総勢302議員が出席した。会合は昨日の午後1時に始まり、その後合意に基づく候補を決定するための協議を行う余地を与えるために何度も延長された。しかしクルド人の両政党は自分たちの候補者に固執した。

選出過程の第1ラウンドにおいて、フアード・フサイン氏の89票に対し、バルハム・サーリフ氏は165票を獲得した。両陣営どちらとも3分の2の絶対多数を獲得するには至らず、このことが議会に両候補者間の争いを終わらせる為に憲法に則って第2ラウンドを開催することを求めることとなった。そして第2ラウンドが始まる直前に、フアード・フサイン氏が選挙戦からの撤退を表明したことを受け、バルハム・サーリフ氏が2003年以降4代目となる大統領の地位を獲得した。

(後略)

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( 翻訳者:源島菜月・滝沢侑也・金杉知紀 )
( 記事ID:45527 )