エジプト:軍事基地を撮影した9人の容疑者に終身刑(2)
2018年10月09日付 al-Hayat 紙

■エジプト:軍事基地を撮影した容疑者9名に終身刑

【カイロ:本紙】

刑事裁判所は欠席裁判で被告10名に判決を言い渡し、その内7名に15年の厳格な懲役刑を、3名に10年の懲役刑を言い渡した。なお、法律では逃走中の容疑者については逮捕後に再度裁判を行うと定められている。

検察は、容疑者らが「(違法な)集会、無許可の武器・弾薬所持、暴力行為、強盗、公的・私的財産の損壊」などの罪を犯した疑いがあると指摘した。

同時期、「海外融資」の問題を調査するヒシャーム・アブドゥル=マジード裁判官は、この問題の捜査のため拘留中であった政治活動家イスラー・アブドゥル=ファッターフ女史を、保釈金1万ポンド(1ドル=約18ポンド)と引き換えに身柄拘束から解放することを決定した。

同裁判官は、この問題について2011年に法務省が準備した事実認定委員会の報告書、および国家治安部門と公安組織が提出した報告書に名前が挙がっていた施設の職員と会計士複数名に召喚命令を出した。今後、召喚された人物の事情聴取が順番に行われていく。

この事件は、2011年に複数の団体・組織が海外からの資金提供を受けた容疑をかけられたことに遡る。容疑者リストの中には外国人も複数名存在した。2013年初頭に刑事裁判所が事件の判決を言い渡したが、その後2016年に検事総長が事件の捜査再開を決定した。

一方、ギザ刑事裁判所は昨日、政治活動家シャーディー・ガザーリー・ハルブ氏を、捜査のため45日間再度拘留することを決定した。同氏はフェイクニュースを流した容疑、および違法に設立された団体に所属している容疑がかけられている。

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( 翻訳者:沼田 駿 )
( 記事ID:45533 )