16歳少女でレイプ死の被告、釈放
2018年10月11日付 Cumhuriyet紙

アンタルヤ県の16歳セズギ・クルトさんが2009年にレイプに遭い殺害された事件で被告3人が懲役1~5年の判決を受けた。原告側の弁護人シベル・オンデル氏は、「本日、セズギ・クルトさんへの償いが果たされず、我々は困惑している。被告の1人は罪数16件だが無罪放免となっている」と述べた。

アンタルヤで16歳のセズギ・クルトさんが2009年にレイプに遭い殺害された事件で被告3人に懲役1~5年の判決が言い渡された。

アンタルヤ刑事裁判所第8刑事小法廷には、メフメト・ムトゥル・クルトラル被告、オスマン・キュチュク被告、被害者の母ハニフェさん、父ハサンさん、姉セブギ・クルトさん、そして双方の弁護士が参加した。エミネ・カルピ被告は法廷に現れなかった。尚、被告のいずれも拘束下にはない。

審理では、本事件に関連する家族・労働・社会福祉省、女性と民主主義協会(KADEM)の弁護士も参加した。

被告らは最後に一言求められ、今まで話したことと同様である旨述べた。

判決を言い渡した裁判団は、被告エミネ・カルピに対し「証拠消滅・隠蔽、被害者の同意があったとは言え自宅軟禁を行った」により5年、被告キュチュクに対し、「未成年との性的関係、被害者の同意があったとは言え被害者の家族に知らせずに軟禁を行った」ことにより3年、被告クルトラルに対し、「被害者の同意があったとは言え被害者の家族に知らせずに軟禁を行った」ことにより1年の懲役を言い渡した。

キュチュク被告とクルト被告は、「被害者へのレイプの結果による死亡」については無罪、カルピ被告も「被害者へのレイプへの関与」については無罪となった。

■判決は最高裁に

弁護士も参加する女性団体の代表は、裁判所の外で「セズギに公正を」と書いたプラカードを掲げていた。

原告側の弁護人シベル・オンデル氏は、判決を(不服として)最高裁の裁判を求めることを表明し、「セズギ・クルトさんへの償いが果たされず、我々は困惑している。容疑者の1人は罪数16件だが無罪放免となっている。セズギ・クルトさんの母は癌に侵されている、裁判長は地裁(重罪裁判所)が出した重い終身刑と懲役28年を拒絶し、殺人という観点に立ち入らない判決を下した」と話した。

アンタルヤで2009年8月に家を出た後行方不明となった16歳のセズギ・クルトさんは、ウスパルタ県ギョネン郡コチテペ村にて遺体で発見され、事件に関連し3人(うち女性1人)が身柄を拘束された。

アンタルヤ第6重罰裁判所で審理を受け、判決が下された本事件では、オスマン・キュチュク被告、メフメト・ムトゥル・クルトラル被告には重い終身刑と懲役21年の判決が下され、エミネ・カルピ容疑者には懲役28年の判決が下されていた。

判決に対し、検察側と同様、容疑者側の弁護人は「証拠不十分」とのことで異議を唱えていた。控訴裁判所により容疑者の保釈が決定された。

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(翻訳者:山根卓朗)
(記事ID:45543)