サウジアラビア:何らかの措置を受けた場合、それ以上の報復を行う
2018年10月14日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア:何らかの措置を受けた場合、それ以上の報復を行う

【リヤド:本紙】

サウジアラビア王国は、もし自国になんらかの措置がとられればそれ以上の報復を行うと述べた。また、経済制裁実施を示唆することであれ、政治的圧力の行使であれ、虚偽の告発を繰り返すことであれ、サウジアラビアに害を及ぼそうとするいかなる脅迫も試みも全面的に拒絶することを強調した。

さらに、同国の高官筋は「このような脅迫や試みが、サウジアラビアの確固たる立場とアラブ・イスラーム世界における地位を傷つけることはない」と述べた。そして、「これまで行われたものと同様に、この脆弱な試みは結果として消えることになる。状況がどうなろうが、圧力が強くなろうが、サウジアラビア王国は、政府も国民も共に今まで通り安定して強いままでいるだろう」とも述べた。

同情報筋は、サウジアラビア国営通信局(SPA)に伝えた直近の声明の中で「サウジアラビア王国はもし何らかの措置を受ければ、それ以上の報復を行う。サウジアラビア王国の経済は世界経済のなかでかつ重要かつ影響力のある役割を担っている。我が国の経済が影響を受ければ世界経済も影響を受けることは免れない」と述べた。

また、同情報筋は「我々の同胞が一連の無益な主張・喧伝に立ち向かっていること」を賞賛し、「サウジアラビア王国は真相の探求とは無関係の目的・意図を実現するために噂や告発を利用することに飛びつくのではなく、知性と慎重さ、そして真実の探求を優先した世界中の賢明な人々の声を高く評価する」と述べた。

さらに同情報筋は、「サウジアラビア王国はそのアラブ世界とイスラーム世界の2つの世界において、指導的地位を占める存在であり、地域と世界の安全・安定・繁栄の実現や過激主義とテロリズム対策における取組みの主導、経済協力の強化、そして地域と世界の平和と安定の確立において、歴史を通じて目覚ましい役割を果たしてきた。サウジアラビア王国は今もなお友人であり同胞である国々と共にこれらの目的の強化に取り組んでいる。そしてこれはサウジアラビアが啓示の下った地でありキブラ(注)の地であるという特別な地位にあることに依拠している」と述べた。

注:キブラとはメッカのカアバ神殿の方向であり、ムスリムはこの方向に向かって1日5回の礼拝をおこなう。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉川真優 )
( 記事ID:45552 )