エジプト:人権擁護者らが攻撃の対象 (2)
2018年10月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■人権団体:エジプト治安機関が人権擁護者らを攻撃

【カイロ:本紙】

さらに「権利と自由のためのエジプト委員会」は、「バンナー氏と同席した弁護士らによると、バンナー氏は目隠しと手錠を掛けられた状態で現れ、その後目隠しを外され、部屋に一人で座らされ、弁護士らと離されたという。また同様に、同人には入浴や食事が許されなかった。それから見知らぬ場所に連れて行かれ、さらに検察庁代理人との面会も数時間延期されたと」と述べた。

また同委員会は以下のように付け加えた。「今現在でもワリード・シャルキー氏がどこにいるか不明だ。シャルキー氏の妻は、先週火曜日、彼がどうなったか知るために検察に通報した。これに先立ち、彼女は夫の拘留場所を知ることに失敗している。また彼女が夫がサイーダ・ザイナブ警察署いると通報したにも関わらず、同警察署が夫の存在を否定した」。

同委員会は、エジプト治安機関が「憲法違反、法律違反を犯している。政治活動ともはや無関係の活動家や人権擁護者に対する訴訟をねつ造している。国家最高治安裁判所の訴訟(621番)は、政治活動家や人権擁護者に対する新たな報復手段である」として非難した。

また「権利と自由のためのエジプト委員会」は、「ワリード・シャウキー氏の状態と現在地を明らかにし、拘留者の強制失踪を止め、外界と接触する権利を奪うことを止めるよう」を要求した。

同様に「サイード・バンナー氏とアフマド・アブー・イルム氏、621番の訴訟のその他の被告人、全ての良心の囚人の即時釈放」を呼びかけた。

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( 翻訳者:加納真理佳 )
( 記事ID:45587 )