イラク:マーリキー氏が自党の損失を認め、再建の提案を発表する
2018年10月21日付 al-Hayat 紙

⬛︎マーリキー氏が自党の被った損失を認め、再建に向けた提案を発表

【バグダード:フサイン・ダーウィド】

イラクのダアワ党書記長であるヌーリー・マーリキー氏は、同党が直近の選挙で被った政治的損失と自身が首相職を失ったことを指摘し、今年党内で起きたことは「単なる岐路」であると述べた。そして、同書記長は離党した党員らを呼び寄せることで党を再建し、2022年の総選挙に向けて準備をするための案を提示した。

マーリキー書記長の発表は同じ党員でありつつも政治連合をめぐるライバルであるハイデル・アバーディー首相の発表の翌日に行われた。任期満了を控える同首相は、今年5月の議会選挙に参加するためにダアワ党から切り離す形で自ら設立した「勝利連合」に対するこだわりを見せた。

マーリキー書記長は昨日(20日)、声明の中で「ダアワ党を思想的、組織的そして政治的に再建するには、党員であろうが離党した者であろうが全員の取り組みを相互に高めていく必要がある。同時にかつての政治的局面において抱えることになった精神的負担およびその過ちを乗り越え、これらの過ちから生じた党内の現実、とりわけ先の義気選挙に関連した出来事を克服していかなければならない。」と述べた。ダアワ党は対立する2派に分裂しており、1つはマーリキー書記長が率いる「法治国家連合」(25席)で、2つ目はハイデル・アバーディー最高指導者が率いる「勝利連合」(42席)である。両派閥は合流することを拒否しており、直近の選挙にも共同での参加を拒否したため、「法治国家連合」は2014年の選挙で獲得した議席の3分の2を失った。

(後略)

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( 翻訳者:本間倫子 )
( 記事ID:45598 )