シリア:スワイダー県でシリア政府とダーイシュの捕虜交換が行われる
2018年10月21日付 al-Hayat 紙


■シリア人士官、イラン人指導者を含む、スワイダーの拉致被害者の解放取引

【モスクワ:サーミル・イルヤース】

ダーイシュは、女性2人と子供4人を解放した。彼女らがスワイダーで拉致されてから約3か月が経過してからの解放の実現だ。このことは、シリア政府とロシア人らとの取引の一環として行われた。この取引の中には、今後のテロ組織(ダーイシュ)の戦闘員らの妻子および戦闘員自身の釈放、身代金の支払い、ダーイシュ構成員がスワイダー県の東側にあるサファー丘陵地区からデリゾール郊外まで移動するための安全な通路の確保、そしてシリア政府と同政府を支持する民兵の捕虜の一部の解放が含まれる。

ドルーズ派の指導者であるユーセフ・ジャルブーア師は、本紙が同師と連絡をとった際に、「拉致された女性と子供の解放作戦は、シリア政府の監督とロシア人の友人たちとの調整の下完了した」と述べた。また、「残りの拉致被害者も可能な限り早く帰還できることを望む」と表明した。さらに、「残りの拉致被害者解放のため、不屈の継続的努力が行われているが、(解放される)時期は未定だ」と指摘した。

また、シリア人権監視団によると、この取引にはシリア政権が拘束しているダーイシュ側の女性60名の釈放、スワイダーの砂漠地帯での過激主義者に対する攻撃の停止に加えて、全ての人質に対する身代金数百万ドルの支払いが含まれているとのことだ。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45600 )