エルドアン大統領、カショギ(カシュクチュ)殺害事件を発表
2018年10月23日付 Hurriyet紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、公正発展党の会派集会での演説で、ジャマール・カショギ氏の殺人に関して衝撃的な詳細を明かし、「答えてもらうべき質問がある」、「地元の協力者は誰なのか」と述べた。また、サウジアラビアに呼びかけて、18人の逮捕者をイスタンブルで裁判にかけるよう求めた。

エルドアン大統領の演説の要旨は以下の通りである。
会派集会が我が党と我が国の利益につながることを神に祈る。モルドバ共和国への訪問は非常に素晴らしいもので、大変実りある会合を行った。同国の不可分の一部であるガガウズ自治区でも、同族たちと久しぶりに再会できた。また、我々の投資で建てられた多くの施設の開所式を行った。これらはトルコ民族として、そこに住む同族たちへの贈り物だ。

ハンガリーでも、ギュルババ廟の修復事業を行い、施設を非常に異なった場所に移動させた。心の中にいる友との関係を、数世紀を経てもう一度あるべきレベルに高めよう。イズミルで開業したSTAR(ソカール・トルコ・エーゲ製油所)の繁栄を祈っている。これはアゼルバイジャンが全面的にトルコで行った100億ドル規模の投資である。

有数の石油工場として稼働するこの製油所により、経常赤字を15億ドル減額する。この投資の実現について、親友アリエフ大統領に個人として、国家を代表して改めて感謝する。ウスキュダル・チェクメキョイ地下鉄線の第2区間が開業した。イスタンブルの交通問題を解決するため、この投資を途切れなく継続させていく決意だ。今後も止まることなく、2019年3月の全線稼業まであらゆる作業を継続させる。

■カショギ氏殺人事件

会派演説のこの部分では、サウジアラビアの在イスタンブル総領事館で殺されたことが確かになった事件について全体的な検討をしたい。ジャマール・カショギ氏は結婚手続きのためにサウジアラビア総領事館に来た。カショギ氏のこの訪問について報告されていたと思われる。同国で準備が行われていたと指摘するものだ。

■「計15人からなる集団」

作戦前日の16時30分に3人がホテルにチェックインした後、総領事館へ向かった。他のグループはベオグラードの森とヤロヴァを探索している。
計15人からなるこの集団は別々に行動し、総領事館で集合し、まず総領事館のハードディスクのカメラ映像が外された。夕方17時50分にトルコ当局にカショギ氏が強制的に拘留されていると通報された。

ウィーン条約を検討することになるだろう。まず初めに行うべき総領事館の職員らの取り調べがされていない。捜査が進むにつれ、複数の飛行機で15人のサウジアラビア人の工作員、法医学者がトルコにやってきて、その後に私用機でトルコを去ったことが分かっている。

カショギ氏のダブル(代役)とその横にいた人物も夜にリヤドへ向け出発したようだ。サウジアラビア政府はこれらの説を全面的に否定している。総領事は10月6日、ロイター通信の記者に対し自己弁護を行っている。事件の日、総領事館で働いていた職員は、監査を理由に一つの部屋で待機させられていた。また、他の職員らには休みが与えられていた。

■「責任は我々にある。尋問する権利もある」

この事件はイスタンブルで起こっている。責任は、トルコ当局にあり、我々には尋問する権利もある。誰一人、疑惑のままで終わらないように捜査結果を待った。

■「翌日、総領事が解任された」

国王との初めての電話会談で事件を説明し、共同捜査班編成の決定を伝えた。また、総領事は力量不足であると伝えたところ、国王も同意した。翌日、総領事は職務を解かれた。
その後、国王の命令で総領事館の建物に入った捜査員らはここで様々な捜査を行った。

サウジアラビアが殺人事件を認めた後、事件に関わったとされる18人は現在逮捕されていると私に話した。トルコは国の威信をかけ、国際法に則ってこの事件に対応した。国境内でなされた殺人をあらゆる面から捜査し、然るべき対処を講じるつもりだ。

■「カショギ氏が野蛮な殺人事件の犠牲者となったことを示している」

10月21日、アメリカのトランプ大統領と包括的な会談を行い、事件の解明について合意した。
これまでに明らかになった事柄は、ジャマール・カショギ氏が残酷な殺人の犠牲になったことを示している。

殺人事件が計画的に実行されたことについて強力な証拠がある。殺人事件の日、この15人はなぜイスタンブルに集まったのか。彼らは誰から命令されたのか。総領事館の建物はなぜ事件後何日も経ってから開いたのか。殺されたことを公式に認められた人の死体がなぜまだ見つからないのか。

■「地元の協力者は誰なのか」

死体は地元の協力者に渡されたという主張が正しければ、この地元の協力者とは誰なのか。地元の協力者について言及したのは一介の人物ではない。サウジアラビアの有力者が言っていることだ。ならば、この協力者が誰か解明しなければならない。

誰も、この問題が答えのないまま、蓋を閉められてしまうなどと考えないでほしい。

警備員らに事件の責を負わせるなど、我々も、国際世論は満足できない。

■サウジアラビアに呼びかけ

今、ここから呼びかけたい。これはサウジアラビア国王と政府高官に対してである。事件が起きた場所はイスタンブルだ。逮捕されたこの18人の裁判はイスタンブルで行うよう提案する。判断は彼らに任せる。

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(翻訳者:鈴木 唯)
(記事ID:45614)