カショギ(カシュクチュ)氏の婚約者、インタビュー
2018年10月29日付 Hurriyet紙


サウジアラビアの在イスタンブル総領事館で殺害されたサウジ人記者ジャマール・カショギ氏の婚約者ハティジェ・ジェンギズさんはドナルド・トランプ米大統領へ呼びかけ、「トランプ大統領、真実を明らかにすること、司法が執行されることを支援しなければなりません。トランプ大統領、私の婚約者の殺人事件が闇に葬られることを許してはなりません」と述べた。

ジェンギズさんは、ミドルイーストモニターとシャーク・フォーラムがロンドンで共催した「ジェメル・カショギ追悼会」のプログラムで語り、在イスタンブルのサウジアラビア総領事館で殺害された記者の友人たちに囲まれていることは大きな幸せであり、名誉を感じていると話した。ジェンギズさんは、世界中の人びとが示した連帯感に感謝していると語り、以下のように続けた。

「しかし、米国をはじめとする多くの国家の政治指導者がこれまで示した振る舞いに大きく失望しています。トランプ大統領は、真実を明らかにすること、司法が執行されることを支援しなければなりません。トランプ大統領は、私の婚約者の殺人事件が闇に葬られることを許してはなりません。最も地位の高い政治家を含んだ、この野蛮な犯罪に関わったものは誰であれ、覆い隠してはなりません。この犯罪には決してふたをしてはなりません」。

■「彼は愛国者だった」

ジェンギズさんは、「ジャマールが居なくなったことは私の心と魂に大きな空洞を残した」と説明し、「ジャマールは、多くの人を知っていた人だった。

一部の人にとっては公人であり、他の人にとっては親しい友人であった。しかし、私にとって、彼は、私の半身であった。彼が私を私たらしめていた」と話した。

ジェンギズさんは、カショギは単に自分の信じたことを書いたと語り、「彼は愛国者だった。国家と人びとのことを信じていた。為政者の利益ではなく。私たちの国と地域での民主主義、自由主義と人間の尊厳を守ることを信じていた」と説明した。

さらに、「総領事館の中で血に飢えた悪魔の集団がジャマールを待っていたことを知っていれば、私はジャマールがあの建物へ入ることを防ぐためにできるだけのことをやりました」と語り、以下のように続けた。

「しかし、このような野蛮さ、残酷さ、このような悪魔のような所業がジャマールを待っていたとは想像することができませんでした。あの日以来、私の中で広がる空洞には、定義することが不可能な痛みがあります。あの日、ジャマールの身体は私から奪い去られました。しかし、彼の心、愛は今も私とともにあります。今日、数百万の人びとが彼の理想を分かち合い、心の痛みを感じています。彼の死は数百万の人びとにインスピレーションを与えました。ジャマールのために闘うことは現在、数百万の人びとの義務です。私たちはこの灯りを手から手へつないでいかねばなりません。」

■「ジャマールの身体はどこ?」

カショギは民主主義、自由主義の闘いに殉教したと語り、「ジャマールの身体は家族、友人、愛する人の祈りを捧げて葬りたい。その理由から私は尋ねます。愛するジャマールの身体はどこですか?
サウジアラビアは、ジャマールの身体が正確にはどこにあるかよく知っていると思います。彼らは私の要求に答えねばならない。これは単にジャマールの婚約者の要求ではなく、人道的、宗教的要求です」と話した。

ジェンギズは「司法が執行されることを望みます」と語り、以下のように続けた。
「この事件では、愛するジャマールの殺害者だけでなく、この犯罪を計画した人たち、これを指示した人たちにも責任を取ってもらいたい。このことは私だけの問いと要求ではありません。これは、同時に数百万人の望んでいることであり要求です。この残忍な殺人事件における政治的リーダーシップの役割に光を当てたいです。ジャマールのための正義を求めます。私は人類と国際社会の良心に呼び掛けます。どうか真実を明らかにしてください。この加害者と彼らの政治的プランナーを司法に向き合わせるようお力を貸してください」。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:45654)