イラク:空軍が韓国から戦闘機を受領
2018年10月29日付 al-Hayat 紙

■イラク空軍、6機の韓国製戦闘機を受領

【バグダッド 本紙】

韓国企業の「韓国航空宇宙産業」と結んだ契約に基づき、イラク空軍司令部に韓国製の戦闘機「T-50」の第3陣が到着した。

治安当局筋は、「新たに納入された韓国製の装備には6機の航空機が含まれている」と明らかにし、「戦闘機はイラク空軍内で近々配備されるだろう」と指摘した。

マルチロール機の一種であるこの戦闘機は戦闘用や訓練用と見なされ、性能の面ではF-16に似ている。また、来年始めにはこの戦闘機の数は24機に達することが決まっている。これはイラク空軍がこの戦闘機からなる部隊を持つためである。

イラク空軍司令部は今年6月12日、韓国製の航空機の第2陣を受け取っており、その数は6機にのぼった。

イラク空軍司令官のアヌワル・ ハマ・ アミーン中将は、「T-50戦闘機は、精密機械、偵察機器、非常に正確に狙える兵器を搭載した、最新鋭の航空機と言える」と明らかにした。

なお、前述の韓国企業は2013年12月、イラクに24機の戦闘機を11億ドルで輸出する契約をイラクと結んだと発表した。

同社は「韓国政府が今後20年間この取引に基づいて航空機を供給し、イラク人パイロットの訓練や、今後20年間にわたるイラク空軍の兵器に関して支援を行う。そして、その総額は20億ドルにのぼるかもしれない」と述べた。

さらに同社は、「この約20年間にイラク軍に対して必要な追加の(技術)支援を提供することを約束するだろう」と明らかにし、「このイラクへの輸出と取引に含まれているものの総額はこの期間の終わりには約20億ドルになるだろう」と示唆した。

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( 翻訳者:小林雅光 )
( 記事ID:45657 )