パレスチナ:和平と和解を模索するエジプト(1)
2018年11月02日付 al-Hayat 紙

■焦熱の炎の沈静化についての合意とアッバース大統領の説得にスィースィー大統領が関与

【被占領地エルサレム、ガザ:本紙、Sama News】

エジプトは、イスラエル・「ハマース」間の沈静化の合意を実現し、なおかつパレスチナの民族的和解を促進する取り組みに急いだ。こうした取り組みは、イスラエルとパレスチナ自治政府間の和平プロセスを促進するレベルにおける急速な動きと並行している。昨晩、エジプトの治安使節団がガザに到着することが予定されていた。沈静化の諸問題を仕上げるためだ。パレスチナの消息筋が明らかにしたところ、マフムード・アッバース大統領の諸条件が沈静化のめぼしい進展に立ちふさがっている。また同消息筋は、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は今日行われるアッバース大統領との会談の中で、沈静化の受け入れと「ハマース」との和解トラックの再開について同大統領の説得に尽力するだろうと語った。

こうした沈静化と和平プロセスの促進に向けた努力とは裏腹に、イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防相は昨日声明の中で次のように発言した。「ヘブロンの旧ジュムラ市場(ハサバ)の上に(入植者たちのための)新たなアパートを建設する計画を急ぐ」。なお、ジュムラ市場はシュハダー通りに位置し、そこはかつて人と車の往来や商店で溢れており、マクペラの洞窟まで続いていた。イスラエルが人々の前で市場を閉鎖するまでの話だ。また、アイェレット・シャケッド法務相は「大きな進展」によってアパート建設計画の承認の障害を取り除くことができたと述べた。一方、イスラエルの「チャンネル7」は、今次の決定はアヴィーハーイ・マンディルベリート検事総長が法的に承認した後に発表されたと報じた。これらの諸計画は、2002年以降の最初のプロジェクトの中で、ヘブロンにおけるユダヤ人地区の建設を決定したことに続くものだという。

(2)に続く

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( 翻訳者:櫻井優希 )
( 記事ID:45674 )