パレスチナ:バルフォア宣言から101年、英国に「実行を伴う謝罪」を要求
2018年11月03日付 al-Hayat紙

パレスチナ:バルフォア宣言から101年、英国に「実行を伴う謝罪」を要求

■パレスチナ人らが英国に対しバルフォア宣言に関する「実行を伴う謝罪」を求める

【ガザ、ラマッラー、カイロ:本紙】

パレスチナ人らとアラブ連盟はバルフォア宣言に関して責任のあるイギリスに対し、その「歴史的な過ち」についての謝罪を要求した。101年前にイギリスが犯したこの「過ち」は、パレスチナ人の「ナクバ」や今なお続く苦しみにまで拡大した。また(トランプ大統領が提起した)米国の「世紀のディール」と(今年7月19日にクネセトで決議された)イスラエルの「ユダヤ人国家法」の2つは、この不吉な宣言を補完するものであるとみなした。

パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のサーイブ・アリーカート事務局長は、「私たちパレスチナの国民は、国内にいる者も亡命先にいる者も避難し難民キャンプにいる者もみな、パレスチナの地における民族自決の歴史的権利に関して断固とした態度を貫き続けるだろう。同時に占領を終わらせるその時まで、自由と独立、帰還への奪うことの出来ない権利に関して一貫した姿勢で在り続ける」と述べた。さらに同局長は「(イスラエルの)人種差別的な国家法はバルフォア宣言の嫡出子であり、宣言を実行するための装置である」とし、「バルフォア宣言はすり抜けてしまったとしても、今度ばかりは見過ごさない」との考えを示した。

また同局長は、1917年11月2日に当時の英国のアーサー・バルフォア外務大臣が表明した、パレスチナの地にユダヤ人国家を建設することを伴う「この植民地主義的な宣言」を原因とする、何百万ものパレスチナ人らの苦しみを終わらせることの必要性を強調した。同局長は宣言から101年目のこの折に、この英国の歴史的な過ちについてよく考え、これを正すこと、我々の同胞たるパレスチナ国民に対し正式な謝罪をすること、パレスチナを国家として承認すること、犠牲となった人々に正当な対処をすること、そしてイスラエルの(存在について)説明責任を果たすことを英国に要求した。

ファタハとハマースの2つの組織はパレスチナの国民への「実行を伴う」謝罪と彼らへの補償を呼びかけた。ファタハはバルフォア宣言について「歴史的重罪」であると評し、謝罪の実行の手始めに、東エルサレムを首都とする独立主権国家としてパレスチナを承認するよう要求した。一方ハマースは、「謝罪は難民の帰還や彼らの補償、そして自由と独立の権利を支援することと共に行われるべきである」と述べた。両組織は米国の「世紀のディール」がバルフォア宣言を補完するもう一つの側面であるということに関して意見を一致させ、抵抗運動こそが「国内にいる者と祖国を離れ世界中に離散している者、全てのパレスチナ人の権利を取り戻してゆくための唯一の道」であるとみなした。

この流れの中で、アラブ連盟は声明を発表し、「バルフォア宣言の日は世紀の悪行と題されるような、記憶、意識、人道主義に基づいた良心の消えることのない深い傷であり続けるだろう」と明言した。また連盟事務局は英国に対し、1967年6月4日の国境線に基づき東エルサレムを首都とするパレスチナ国家を承認することを通じて、この歴史的な過ちを正すことを求めた。

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(翻訳者:堀嘉隆)
(記事ID:45679)