アメリカ:ロシアのイスラエルに対する寛容な態度を望む
2018年11月08日付 al-Hayat 紙

アメリカ:ロシアのイスラエルに対する寛容な態度を望む

■アメリカはシリアにおいてロシアがイスラエルに対し寛大であることを望む

【モスクワ、サーマル・ヤース:ダマスカス:ロンドン、ワシントン:本紙】

アメリカは、ロシアがシリアにおけるイランの標的への爆撃をイスラエルに許可し続けることを望むと表明した。ロシアが防空システム「S-300」を供与しているにもかかわらずである。その一方、アメリカはクルディスタン労働者党(PKK)の指導部3人に関する情報を提供した者に200万ドルを割り当てると明らかにした。トルコはこれを歓迎した。

また、アメリカ政府のジェイムス・ジェフリー・シリア特別代表は、ワシントンでの記者会見で以下のことを述べた。「ロシアは、シリア国内におけるイランの標的への攻撃に関するイスラエルとの協議において寛容であった。我々は、こうした寛容な手段が続くことを望む。」
これに加えて、「イスラエルは、イスラエルに対し用いることを目的とした長距離兵器システムをイランがシリアで展開することを妨害することに実存的な利益を抱えている。我々は、そうした利益を理解しており、イスラエルを支持する」と述べた。そして、9月のロシア軍機の撃墜は、シリアで互いに接近を図る複数の外国人部隊の存在と関連する最も顕著なリスクであったと指摘した。

ジェフリー特別代表は、ワシントンがクルド人戦闘員を真剣に支援することへのトルコの懸念を考慮しており、「シリア民主軍」(SDF)への供給を小武器にとどめたと述べた。なおこの制限によってダーイシュに対する直近の作戦が遅れた。

シリア人権監視団は昨日、過去2日間にシリア東部、特に有志連合による空襲を受けて、「ダ―イシュ」要員45人が死亡したと伝えた。

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( 翻訳者:原 百恵 )
( 記事ID:45713 )