パレスチナ:パレスチナ自治政府は条件つきでガザの沈静化合意に同意
2018年11月09日付 al-Hayat 紙

■パレスチナ自治政府は条件付きでガザの沈静化合意に同意

【ラマッラー、ガザ:ムハンマド・ユーニス、ファトヒー・サッバーフ】

パレスチナ解放機構(PLO)とパレスチナ自治政府高官は、マハムード・アッバース大統領が「自治政府がイスラエルと調印した2014年の覚書の範囲内で、かつ政治的合意には結びつかないことを条件にガザの沈静化合意に同意した」と述べた。

PLO執行委員会委員のアハマド・マジュダラーニーは本紙に以下のように述べた。「パレスチナ指導部は、イスラエルと「ハマース」との間でこうした合意が結ばれることで生じる間接的な政治的結果を「懸念」している。しかし指導部はこの合意に賛同した。自治政府は、ガザにおける人道的状況を緩和し、同地区の住人たちが毎週金曜日にイスラエルとの境界付近で行われる行進で犠牲となることを止めたいためだ」。またアッバース大統領は、エジプトがパレスチナ自治政府に対し、以下のことを通達したことを確認した。今次の合意は流血を止め、人道的窮状を軽減することを目的としている。そしてエジプト政府は、ガザ地区の分離を阻止するため、同地区における自治政府の機能の再開を保証するやり方で、この合意を和解の努力に繋げる。

またアッバース大統領は、エジプトが和解にむけた対話を成就させるために「ハマース」高官らを来週カイロに招く予定だと明らかにした。
 
パレスチナ高官らは、エジプトが仲介した「ハマース」とイスラエルとの合意には、カタールによる「ハマース」職員への給料支払いは含まれておらず、この件はドーハが仲介した「ハマース」とイスラエルの間の2度目の合意で扱われると述べた。

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( 翻訳者:源島菜月 )
( 記事ID:45719 )