イエメン:フダイダ市東部で戦闘が激化
2018年11月12日付 al-Hayat 紙


■フダイダ東部で市街戦が激化

【リヤド、アデン:ヌジュード・サジュディー、本紙、AFP】

イエメン西部のフダイダ市東部で、フーシー派民兵との市街戦が激化した。また、イエメン軍部隊は同市東部の住宅街に侵入し、同地域の「浄化」を開始した。

「フーシー派政府」のアブドゥッラー・ハーミディー教育副大臣は数日前、(同政府から)離反した。これを受けて同政府から離反したアブドゥッサラーム・ジャービル元「情報大臣」は昨日(11月11日)、「イランと『外国勢力(具体的には言及せず)』が、フーシー派民兵を支援している」と述べた。さらに同氏は、「イエメンで起きていることは『クーデターよりも深刻』だ」と強調した。

また、フダイダ市とその港湾を解放するための戦闘に関して、複数の軍と医療情報筋は昨日(11月11日)、「フーシー派の戦闘員とイエメン軍の兵士61名が先般の短時間の戦闘で死亡し、負傷者数十名が市外の複数の病院に搬送された」と発表した。さらに、ある医療情報筋はAFP通信に対し、「フーシー派の戦闘員43名とイエメン軍の兵士9名が死亡した」と述べた。一方、同国南部のモカ市の医療情報筋は、イエメン軍の別の兵士9名の遺体が搬入されたと語った。フダイダの軍事病院の情報筋は、「フーシー派の負傷者数十名が、サナアとイッブの複数の病院に搬送された」と言及した。

フダイダ市の東側のある地区の住民らは、AFP通信に以下のように語った。「土曜日(11月10日)から日曜日(11月11日)までの夜間、交戦と爆発の轟音が鳴り止まなかった。そして昨日(11月11日)の朝、轟音が激しくなった。」同地区は、一昨日(11月10日)イエメン軍に制圧された「5月22日」病院の南部に位置し、またサナアの中心部につながる主要な高速道路の北部に位置する。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45732 )