シリア:イラン人の群衆、トルコによるアレッポ北部の支配と競合
2018年11月15日付 al-Hayat 紙

■イラン人の群衆、トルコによるアレッポ北部の支配と競合

【モスクワ、ロンドン、バグダード:サーミル・イルヤース、本紙、ロイター】

昨日からユーフラテス川東岸を含むシリアの北部で抗争の兆しが強まっている。反体制派諸勢力とクルド人が分割的に占拠している同地域に対する新たな措置に先駆けたものだ。
 シリアにいるクルド人は、ダーイシュの殲滅を通じてユーフラテス川東岸における自派の勢力を確保し、また、北部におけるトルコによる緊張の強化を緩和する合意をアメリカと交わすという異なる方策を選んだ。そうした中、クルド人はシリア憲法委員会における代表性を増やそうとし、これは最終的にロシアに受け入れられる措置となった。これに対して昨日、イランがクルド人とトルコ間の緊張を、シリア北部における自派の影響力を増加すべく利用していることが確認されている。現在、アレッポ北部郊外におけるイラン人の集団に関する情報がある。
こうした情勢は、来る月曜日にイスタンブールで執り行われるロシアのウラジミール・プーチン大統領とトルコのレセップ・タイイブ・エルドアン大統領間の会談に先んじて展開されている。さらに、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の辞職の数日前のことでもある。それと同時に、情勢の進展は、今月末にロシアが主催する「アスタナ」の保証国会議での方針とも一致している。

(後略)

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( 翻訳者:庄司 有沙 )
( 記事ID:45748 )